ドライアイ


 ドライアイとは、目の表面を被う涙の量や質が変化して、目の表面が正常な状態を保てなくなり、目の表面に傷ができてしまう病気です。その結果、目が痛くなったり、疲れたり、まばたきがふえたり、充血したりすることになります。
 こういった「疲れ目」の原因の多くが、「ドライアイ」であることがわかってきています。眼が疲れやすいのは、眼を使い過ぎたためばかりではなく、もしかしたらドライアイという病気の一症状かもしれないのです。

ドライアイチェック

チェックが5つ以上ならドライアイの可能性があります。

  1. 目が疲れやすい

  2. めやにが出る

  3. 目がごろごろする

  4. 目が重たい感じがする

  5. 目が乾いた感じがする

  6. 何となく目に不快感がある

  7. 目が痛い

  8. 涙が出る

  9. ものがかすんで見える

  10. 目がかゆい

  11. 光を見るとまぶしい

  12. 目が赤い(充血する)

  13. コンタクトレンズが痛い

  14. 10秒以上目をあけていられない

  15. まばたきの回数が多い

※コンタクトレンズをしていると、痛みに気付かない場合があります。

なぜドライアイになるの?

  • 生活環境の原因
    睡眠不足、ストレス、乾燥した部屋(エアコン)、コンタクトレンズの装用など。
    エアコンで部屋の湿度が低くなって、目が乾燥しやすくなってる。
    コンタクトレンズを使うと、表面が覆われるため目が乾燥しやすくなってる。
     

  • まばたきが減る原因
    パソコン、TVゲーム、細かい作業、読書など、運転などの精神集中が必要な作業 など。
    目は1分間に約20回のまばたきをし、目の表面を涙で潤し、目が乾くのを防いでいます。
    しかしパソコンやテレビなどを集中して見ていると、まばたきの回数が半分以下に減ってしまいます。
     

  • 涙の量が少ない
    ドライアイの人では、さらに涙の出る量が少なく、目の表面をおおう涙の膜が不安定になっています。この状態で長時間目を使えば、目はさらに乾燥し、さまざまな不快症状が出てきます。
    また、涙の量が少ないと、目にはいった異物を洗い流すことができません。多くの人を悩ます花粉症も、ドライアイが加わると、目にはいった花粉を洗い流すことができず、「目のかゆみ」がいつまでも続きます。

ドライアイをそのままにすると・・・

 目の潤いが不足している状態が続くと、目が傷つきやすくなります。 症状が進み、目の表面に細かい傷ができると、物が見えにくくなったり、充血したり、痛みを感じるようになります。

日常生活での注意

ドライアイの治療としては、なるべく目を乾かさないことが第一です。

  • パソコンなど、目を酷使するときには、意識して、まばたきをしましょう。
    目を使う作業は一定時間たったら休み時間を取りましょう。
    (一般的には60分のコンピューター作業で10〜15分程度は休んだ方が良いとされています。)

  • 目が疲れたと思ったら、目を閉じて休ませてあげましょう。

  • TVやパソコンのモニター画面を眼の位置より下に置きましょう。

  • 部屋の湿度にも注意しましょう。
    加湿器を備えるなどして室内の乾燥を防ぎ、タバコの煙などを避けましょう。
     

  • うす暗いところで本などを読まないようにしましょう。

  • メガネやコンタクトレンズを使ってる場合は、度が合っているか確かめましょう。

目によい食品

  • ビタミンAが目に良いといわれています。
    角膜や網膜の新陳代謝を活発にします。
    ビタミンAは緑黄色野菜や、牛乳などに多く含まれています。
     

  • ブルーベリーに含まれる色素が効果があります。
     

  • 赤ワイン中のポリフェノールが効果があります。

ドライアイは色々な原因でおこるため、軽い症状と重い症状の場合では治療法もかなり異なります。眼科医に相談し、あなたの症状にあった適切な治療を受けられる事をお勧めします。

ドライアイについてもっと詳しく知りたい方は コチラ

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