冷え症なんかもうイヤだ!


 寒い冬もこれからが本番!冷え性の女性は、動くのが億劫になってきますよね。でも動かなければ動かなくなくなるほど冷え性は悪化するのだそうですよ。
 今回は冷え性の原因と対策を勉強して、冷え症に別れを告げましょう!

どうして冷え症になるの?

 手や足など体の末端部分で血行が悪くなっている。 人間の体は、寒いと感じると体の表面の毛細血管を収縮させて体温が外へ逃げないようにします。 そして、ある程度の時間で今度は血液を送り込み、体表の温度が下がりすぎないように調節されるハズなのです。 ところが、そのように調節されず、いつまでも血管が収縮しているために冷たくなってしまうのが冷え症。 それどころか、周囲が暖かくなってもなかなか血管が広がらず回復するのに時間がかかるのです。
 

日常生活での注意

以下の方は、特に冷えを招きやすいので十分に注意してください。

  • ダイエットしている人・・・
    やせる必要のない人までダイエットして皮下脂肪を減らしてしまうと新陳代謝が低下して、冷え性が起こりやすくなります。また、栄養の偏りが原因で月経が止まると、ホルモンのバランスが崩れて、冷えを呼び込みやすい体質となります。過度のダイエットは、控えましょう。
     

  • タバコを吸う人・・・
    タバコを吸うと末梢の血管が収縮してどうしても血行が悪くなり冷え性につながります。そうはいってもなかなか止められない人は、タバコの本数を一時的に減らしてみて、冷えているときとそうでないときの違いを実感してみてはいかがでしょうか?

  • きつい下着をつけている人・・・
    スタイルを気にして、窮屈なガードルやボディースーツで体を締め付けていると、血行が悪くなって冷えの原因となります。特に腹部や下半身を強く締め付けるのは要注意です。月経 痛や、腹痛の原因にもなりますので注意して下さい。

  • ミニスカートをはく人・・・
    体の中で足と腰はとりわけ冷えやすい場所です。ミニスカートをはいていると、この部分をもろに冷やしてしまうことになります。それでもミニスカートをはきたい人は、下着をもう一枚付けるか、オフィスでは膝掛けを用意しておきましょう。
     

  • 強いストレスのある人・・・
    人間関係や仕事などで受ける強いストレスは、自律神経失調症の大きな原因となりえますが、これが冷えを起こします。

  • ハイヒールをよく履く人・・・
    人間はびっくりすると体が緊張してすくみ、末梢に血液が行き渡らなくなります。高いかかとの靴を履いていることは、この緊張を常に持続させていることになり、また、姿勢も不自然となり血行が悪くなります。

冷え症度チェック

  • 手足がすぐ冷たくなる

  • 手足がしびれることがある

  • しもやけができやすい

  • あかぎれができやすい

  • 肩が冷えやすい

  • 肩が痛むことがある

  • トイレが近い

  • 月経痛がひどい

  • 夜中に何度もトイレに行く

  • 風邪をひきやすい

3つ以上あてはまる肩は、冷え症の可能性があります。
次の対策を試して冷え症を治しましょう。

冷え性を治しちゃおう!

  • おふろでなおしちゃおう!
    「低温長時間浴が基本」です。
    1.「半身浴」
     湯船にに下半身だけつかります。心臓から遠く、血行が滞りがちな下半身を集中的に温めると、溜まっていた血管が全身をめぐりポカポカに。1日に数回入浴を繰り返すと効果はさらにアップ。

    2.「温冷交代浴」
     熱いお湯に半身浴でつかった後。湯船から出て手や足に冷水をかける。これを5回繰り返す。これにより血管が拡がったり縮んだりが繰り返され血行がよくなります。

    3.「薬草浴」
     ハッカ、ショウブ、ドクダミ、ヨモギなどは冷えに効く代表的な薬草。木綿の袋に入れて湯船に浮かべます。低温長時間浴をすれば、薬効で温め効果がアップ。ちなみに、さら湯は湯冷めしやすいので、薬草以外でも何か入浴剤を使うほうが効果的。

    ⇒お風呂から出たあとは・・・
     ・手足に冷水シャワーをかける
     ・薄着をしない
     ・靴下をはく
     ・髪を乾かす
     

  • 運動でなおしちゃおう!
    1.歩き方を一工夫
      階段を一段飛ばしにする
      歩くときは普段よりペースを上げてみる
      とにかく足を動かす(かかとを上げたり下げたり)
    2.テニス、水泳、スポーツジムに通うなど、定期的な運動も効果的
     

  • 食べ物でなおしちゃおう!
    1.「ビタミンE」
     血行をよくして体ポカポカ、毛細血管が拡がり、そのうえ血液がサラサラになります。ビタミンEを多く含む食品は、ナッツ類やイワシ、カボチャ、ほうれん草、たらこ、キウイフルーツなど。油といっしょに摂ると吸収がよくなる

    2.「ビタミンB1」
     エネルギーの素、糖質を燃やす糖質を燃やして、からだのエネルギーに変えます。ビタミンB群の食品は、豚肉やレバー、イワシ、マグロ、卵、ゴマ、ホウレンソウ、焼のりなど。ビタミンB1は、ニンニクやニラ、ネギと一緒に摂ると、吸収を助けてくれます。

    3.「鉄」
     体温が下がるのを防ぎ、血液中のヘモグロビンの成分です。ヘモグロビンは体熱が生み出されるのを助けます。鉄の多く含む食品は、レバー、イワシ、カキ、ホウレンソウ、豆腐、のりなど。植物性食品で鉄を摂る場合は、ビタミンCを一緒に摂って下さい。またお茶や紅茶などに含まれる タンニンは鉄の吸収を妨げてしまします。

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