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サクラのマメ知識


●サクラの開花

サクラは、夏頃に翌春咲く花の元となる花芽を形成し休暇に入ります(この間成長はしません)。花芽は秋から冬の低温に一定期間さらされると休暇から目覚めます(休眠打破)。その後は温度の上昇とともに生長します。温度が高いほど成長のスピードが速まります。そして開花します。
 

●開花予想日とは?

各地の気象台では過去40年くらいの開花日と気温のデータを分析し、休眠打破の日を推定します。その推定した日を起点に毎日の平均気温から花芽の成長を日数に換算します。気温15度で花芽が1日分の成長をするとし(温度変換日数)、起点日に温度変換日数を足して開花予想日が決まります。
 

●開花とは?

開花とは、観測対象の木(標本木)で数輪以上の花が開いた状態のことです。観測対象としているサクラの種類は、九州地方〜北海道地方南部ではソメイヨシノ、沖縄・奄美地方ではヒカンザクラ、北海道地方北・東部ではエゾヤマザクラです。
サクラの開花は、標高が100m 高くなるごとに約2〜3日遅くなります。
 

●満開とは?

満開とは花芽の約80%以上が開花した状態のことです。
 

●桜前線とは?

桜前線とはサクラの開花予想日の等しい地点を結んだ線の事を言います。季節の進行につれて南から北へ、低地から高地へと、順次移行していく様子を、天気の前線の動きにたとえて言います。
 

●お花見の起源

古代の中国の詩に花が読まれていることが多かった事から、平安時代に貴族が桜や梅の下で詩を読んだのが花見の起源と考えられています。また、当時の庶民は桜の咲き方で、その年の天候や作柄を 占ったそうです(桜の花には稲の神様が宿ると信じられていました)。そして、江戸時代には現在のお花見のように一般化しました。
 

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