言葉のマナー
−困ったときの”口”のきき方−
 


 

1.断る

・たいへん残念ですが

申し出や誘い、売り込みなどをやんわりと断るときの前置き。自分も残念であるとのニュアンスが込められています。はっきり断りたい場合には向きません。

・お気づかいいただきませんように

きっぱりと断るときに使います。立場上受けとるわけにはいかない贈り物を断るときなどに使います。

・私の一存では決められないので

セールスや勧誘を断るときに、自分で決めない言い方をしてかわすのがポピュラーな言い方です。

2.お願いする

・○○をしていだたけませんか

頼み事をするときの基本的な言い方です。

・○○していただけると助かるのですが

やんわりと結果を相手にゆだねる言い方です。

・重ね重ねのお願いで恐縮ですが

同じような用件を繰り返すときに使います。

・もし差し支えなければ

どうしてもというのではなく、できたらお願いします、というときに使います。似た言い回しに「ご迷惑でなければ」があります。

3.わびる

・あいすみません

「あい」を加えるだけで大人のおわび言葉になります。使いすぎると軽い印象になりますので注意しましょう。

・おわびの申し上げようもございません

「お許しください」より、深くおわびをする時に使います。同じような言葉に「なんとおわびを申し上げてよいか」「おわびしてすむことではありませんが」があります。

・また何か別にお役に立てることがありましたら

役に立てなかったことをおわびして、再び相談に乗る気があるときに使う言葉です。

・確かにこちらが悪いのですが、実は・・・・

謝るときは言い訳をする前に謝罪の言葉を最初に言います。ただ、悪いのは五分五分というときは、具体的な理由を言い、最後に今後ともよろしくお願いしますと続ければ、すっきりおさまります。

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