鉄欠乏性貧血 |
体内の鉄分が不足し、ヘモグロビンの産生が不十分になる(ヘモグロビンが不足する)。 |
主な原因 |
出血 |
傷などによる一過性の出血や、潰瘍や腫瘍による消化管出血、痔からの出血、子宮筋腫、子宮内膜症などにより血液とともに鉄分を失う。 |
食生活 |
偏食やダイエットなどで食物からの鉄分の摂取が不足する(栄養バランスの悪い食事をしている)。 |
鉄分の需要が多い |
成長期の子どもや妊娠中の女性は、鉄分の必要量が普通より多いため、貧血になりやすくなる。 |
激しい運動 |
スポーツなどで激しい筋肉運動をする人は赤血球が早く壊されて鉄分が不足しがちになる。 |
不規則勤務 |
体内の鉄分は夜になると減少するため、深夜勤や不規則勤務に就いている人は同じ食事をしていても貧血になりやすい。 |
再生不良性貧血 |
血液をつくる骨髄の機能が低下し、赤血球が十分に作られない。 |
巨赤芽球性貧血
(悪性貧血) |
ビタミンB12や葉酸が欠乏して赤血球になる前の段階の赤芽球が成熟できなくなる。 |
溶血性貧血 |
赤血球が普通より早く壊されてしまい、赤血球が不足する。 |
貧血の中でも最も多い鉄欠乏性貧血は生活改善によって予防することができます。
適度な運動と十分な睡眠時間をとり、鉄分の多い食品を積極的に摂るようにしましょう。
<摂取量の目安>
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成人男性は鉄分を1日約12〜15mg
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成人女性は鉄分を1日約15〜20mg