紅葉狩りのマメ知識



  秋の風物詩の一つとしてあげられる紅葉狩りについていろいろと紹介したいと思います!
 

紅葉の歴史

紅葉は古くから多くの人に親しまれてきたようです。

「万葉集」や「源氏物語」に登場したり、「百人一首」にも使われていることからその歴史が分かります。
古くは、平安時代に貴族の遊びとして楽しまれいて、庶民が親しむようになったのは江戸時代の頃からだといわれています。
また、江戸では8代将軍徳川吉宗が飛鳥山に桜とカエデの木を植樹したといいます。
そして、その飛鳥山は品川の海晏寺や下谷の正燈寺と並ぶ紅葉の名所でした。
明治時代になると、紅葉狩りは人々の中に定着し、現在のように紅葉狩りを楽しむために旅行に行くことも普通になったそうです。

●紅葉の仕組み

どうして葉は赤く色づくのでしょうか?その仕組みについて紹介します。

気温が低くなると木は葉を落葉させるために、葉の根元と枝の間に「離層」と呼ばれるコルク状の物質を形成します。この「離層」により、光合成で葉の中に作られていた糖分が、枝の方に運ばれずに、葉の中に蓄積されてしまいます。
すると、葉の中の糖の濃度が上昇します。そこに日光が当たることによって、糖とタンパク質が化学反応を起こし、アントシアニンという赤色の色素が作られます。このアントシアニンがたくさん作られることによって、鮮やかな紅色に変色していくのです。
そして、葉は離層のところで切り離されて落葉します。

●紅葉と黄葉について

紅葉 木の葉が紅色、紫色、赤色などに染まったもののこと
黄葉 木の葉が黄色、オレンジなどにそまったもののこと

もみじとは一体!?

紅葉を見に行くことを「紅葉狩り」といいますが、もみじと名前のついた植物は学術的には存在せず、もみじと名前がついている植物は全てカエデ科の植物だそうです。
では、もみじとは一体何なのでしょうか。 
辞書で「もみじ」を引いてみると「秋に木の葉が赤・黄に変色すること」と出ています。
つまり、もみじとはもともと紅葉することを指して使われていたのです。

●鹿児島県の紅葉はここ!!

鹿児島県の紅葉の名所を紹介したいと思います!

所在地

例年の見頃

新川渓谷(鹿児島県霧島市) 11月上旬
藺牟田池県立自然公園(鹿児島県薩摩川内市) 11月中旬
大隅湖(鹿児島県鹿屋市) 11月上旬〜11月下旬
曽木の滝(鹿児島県大口市) 11月下旬
悠久の森(曽於郡財部町下財部) 11月下旬〜12月上旬

ぜひ一度、皆さんも行ってみてはいかがでしょうか♪

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