人生においてのお祝い事のマナーについて |
卒業・入学・就職など、春には様々なお祝い事がありますね。
春だけではなく、日本には一年の間にたくさんのお祝い事があります。
しかしそこにも、色々なマナーがあります。
今回はお祝い事のマナーについて、紹介します!
●出産祝いとそのお返し |
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出産祝い 出産の知らせを受けても、家族・親戚以外であれば、すぐお見舞いに行くのは遠慮し、お祝いの言葉は、家族を通して伝えましょう。 産婦の体調を考慮して、直接お祝いに行くのはお七夜を過ぎてから退院後1ヶ月以内が適当です。また、相手は夜中の授乳などで睡眠不足が続いているかもしれません。親しい間柄でも、早めに引き上げましょう。
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●入園・入学祝い |
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お祝いの品を送るのは、祖父母や親しい親戚などに限られ、友人、知人の場合、とくに日頃から親しくしている間柄でなければ、何かの折に一言お祝いを述べる程度で充分です。 入園・入学祝いは、「お互い様」という意識もあり、お返しをする必要はありませんが、頂きっぱなしでは失礼ですので、頂いた時にお礼の電話をし、入園・入学式が済んだ後、親子で改めて、お礼状を出しましょう。 園児、小学生の場合と、中、高、大学生の場合で送る品が大きく違います。子どもの年齢に合った品を贈りましょう。
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●卒業・就職祝いとそのお返し |
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卒業、就職祝い 次に進む学校、職場の入学祝い、就職祝いのほうに重点がおかれてしまいますが、卒業は子どもにとって大事な節目となるものです。 家族全員で祝ってあげ、今までの努力に対する労いの言葉を贈りましょう。 また、卒業祝いは、就職祝いを兼ねても失礼ではありません。欲しいものを本人に聞いて、贈りましょう。社会人としての心構えをアドバイスするのも気のきいた贈り物です。
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●長寿の祝い |
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数え年61年の還暦からが長寿の祝いとされていますが、現在は60歳くらいで長寿とするのは早すぎますし、現役で活躍されている人を老人扱いするのはかえって失礼なので、いつもの誕生日を少し盛大に祝うくらいが良いです。本格的に祝うのは、古希や喜寿くらいからが現代的です。 長寿祝いには、自宅に子や孫たちが集まり、元気な顔を見せるのが一番です。 また、同じ年代でも体力に個人差がだいぶ出てきますので、そのかたの体力に合ったお祝いをしましょう。体力のある場合は、温泉旅行などの、ちょっとした旅行の計画をしてあげるのも良いです。 |
●長寿祝いの由来 |
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名称 | 数え年 | 由来 |
還暦 | 61歳 | 「かんれき」。生まれて61年目に自分の十干十二支に還ることから。「本掛還り」とも。 |
古希 | 70歳 | 「こき」。中国の詩人杜甫の「人生七十古来稀」からとった。 |
喜寿 | 77歳 | 「きじゅ」。「喜」の字を草書体で書くと七十七と読めることから。 |
傘寿 | 80歳 | 「さんじゅ」。「傘」の略字を分解して書くと八十になることから。 |
米寿 | 88歳 | 「べいじゅ」。「米」の字を分解して書くと、八十八になることから。 |
卒寿 | 90歳 | 「そつじゅ」。「卒」の略字を離して書くと、九十と読めることから。 |
白寿 | 99歳 | 「はくじゅ」。「百」の字から「一」を取ると、「白」になることから。 |
百賀 | 100歳 | 「ひゃくが」。100歳は「百賀の祝い」、101歳は「百一賀の祝い」で、以後毎年祝う。 |
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