●熱中症について
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≪総務省消防庁は29日、先週(7月21〜27日)の熱中症10件による搬送者数が今年最多の8580人で、うち死者が15人だったと発表した。
先々週(14〜20日)の3309人から約2.6倍と大幅に増えた。
また、26日の搬送者数は2489人と1日あたりで今年最多を記録した。同庁は、先週は各地で猛暑日となるなど暑さが厳しかったためとみている。≫
(毎日新聞 2014年07月29日より抜粋)
熱中症は屋外や屋内の高温多湿の場所にいることにより、体の中の水分や塩分(ナトリウム)のバランスが崩れ、めまいや体温上昇、重症の場合には痙攣、意識の異常など様々な症状を引き起こします。
最高気温が25度以上になると患者が発生し、30度以上になると亡くなる方の人数が増えるともいわれています。
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●熱中症にならないためにしっかりと対策をとりましょう! |
●暑さ指数を知っておく
熱中症は同じ気温でも湿度が高い方がかかりやすくなります。
また、人間の熱バランスに大きな影響を及ぼす暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)という「気温」「湿度」「輻射熱」から計算される数値があり、この暑さ指数が28℃を超えると危ないとされています。
この暑さ指数は環境省が情報提供をしています。あなたの住んでいる場所の暑さ指数がどれくらいかチェックをしてみましょう。
全国の暑さ指数(WBGT)を見る(環境省 熱中症予防情報のホームページへ移動します)
●水分・塩分をこまめに摂取する
しっかりと水分補給をしましょう!夏は自分でも気づかないうちに大量に水分が失われます。のどが渇いていなくてもこまめに水分補給をすることが大切です。
・スポーツや屋外で働いている人はスポーツドリンクや経口補水液を!
大量に汗をかいた場合には体から塩分も失われているので、スポーツドリンクや経口補水液を飲むことにより失われた水分、塩分を補充しましょう。これらのドリンクには塩分などのほかに糖分も少し含まれているため、塩分が効率よく吸収されるようです。
・日常生活ではお水!
通常生活する上での水分補給はお水がいいといわれています。お茶は利尿作用があるため、スポーツドリンクなどは糖分の取りすぎになったりするためです。
●涼しい服装と日よけ対策をしっかりとする
夏は体をしめつけない涼しい服をしましょう。また、日よけ対策もしっかりと行い、適度に日陰や涼しい場所で休息をとることが大切です。
●バランスのよい食事としっかりとした体調管理
朝食を抜くことなどはせず、日頃からバランスのとれた食事を心がけましょう。
また、飲みすぎや寝不足、不規則な生活はしないようにしましょう。
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●熱中症にかかりやすい人
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●子ども
子どもは汗腺など体温調節機能が未発達のため、熱中症にかかりやすとされています。
また、大人よりも身長が低い子どもは地面からの照り返しの影響を受けやすく、大人よりもさらに高温の環境下にいることになります。大人の顔の高さで32度位のときに子どもの顔の高さでは35度位になるそうです。
遊ぶ際も夢中になりすぎで水分補給を忘れてしまいがちなので、一緒にいる大人が様子を確認し、こまめに水分補給と休息をとらせるようにすることが大切です。
●高齢者
高齢者は体温調節機能が低下しているため、暑さやのどの渇きを感じにくくなっています。体がだしているサインにも気づきにくくなり、知らないうちに熱中症になっている場合もあります。
室内の目立つ場所に温度計、湿度計を設置し、こまめにチェックしましょう。また、お風呂に入るときや睡眠時にも水分が失われやすいので、入浴前に水分補給をする、枕元に水分を置くなどの対策が必要です。
●暑さに慣れていない人
温度の変化よりも暑さに対する体の適応は遅れるため、暑さに慣れていない人や、梅雨明けの蒸し暑い日など急に熱くなる場合には注意が必要です。
また、休日にに涼しいクーラーの部屋に一日中いた後の仕事など体が涼しさに慣れてしまった後も注意が必要です。
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●熱中症の応急処置
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熱中症と思われる人を見かけたら
●涼しい場所へ移動させる→ネクタイなど衣服を緩める→安静にする
また、太い血管が通っている場所を冷やして熱を下げる、経口補水液などで水分と塩分を補給する。
意識がない、水を自力で飲むことが出来ないなどの症状の場合はすぐに119番で救急車を呼びましょう!
症状別の対処法については 環境省 熱中症予防情報のホームページへ
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●水難事故にあってしまったら
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助かるためのキーワード「ういてまて(浮いて待て)」
服を着たまま水に落ちてしまった場合、大切なのは慌てずに浮いて待つことです。
泳いだりして体力を消耗せず、浮いて体力を温存し救助を待ちましょう。
浮く際には仰向けで呼吸ができる状態で浮きます。
浮く際に利用できそうなペットボトルなどがあれば利用します。
ペットボトルは蓋が閉まっているものを利用し、らっこのように腹部の所で抱えるようにして使います。
その際、着ている服を利用して浮袋にするなどの方法もあります。
上着に空気を送り込みふくらませる方法やズボンの場合はズボンを利用して足の部分を結び、胴の部分から空気送り込みふくらませ、簡単なライフジャケットをつくります(ズボンの生地によります。)
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