恵方巻きについて


 

●恵方巻きとは?

節分にその年の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる太巻き寿司のことです。
丸かぶり寿司、恵方寿司とも呼ばれます。


太巻きには7種類の具材を使うとされています。
これは、商売繁盛や無病息災を願って七福神に因んだもので、福を巻き込むと意味付けさています。

正確な起源は不明で、江戸時代末期に大坂の船場で商売繁盛の祈願として始まった風習を発祥とする説や、
豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、戦いに大勝利を収めたという故事を元にしているという説、など諸説あります。


●恵方とはどのようにして決まるのか?

恵方は、その年の十干によって決まります。


 ※五行で、「弟」にあたる十干は考えず、「兄」の方角だけで考えます。
   また、「土」は真ん中の位置を示すので、「丙」の方角になります。  

西暦年の末尾の数字からもわかります。

甲と己の年(甲の方位)
  ***4年 ***9年

  東からわずかに北方向

乙と庚の年(庚の方位)
  ***0年 ***5年

  西からわずかに南方向

丙と辛と戌と癸の年(丙の方位)
  ***1年 ***6年 
  ***3年 ***8年

  南からわずかに東方向

丁と壬の年(壬の方位)
  ***2年 ***7年

  北からわずかに西方向

 

●恵方巻きの食べ方

1 恵方を向いて食べましょう。

 恵方は、その年の運勢の良い方角のことです。
 その方角には「歳徳神(としとくじん)」という幸福の神様がいるといわれており、その神様に向かって祈ると願いが叶うと言われているためです。

2 切らずに食べましょう。

 恵方巻きは別名「丸かぶり寿司」と言われます。
 「神様との縁を断ち切らない」ように、切り分けずに一本のままかぶりついて食べます。

3 食べている間は無言で食べましょう。

 食べている途中にしゃべるということは、「口を開ける」ということです。
 開いた口から福が逃げていくという考えから、無言で食べるようです。

 

今年の恵方は

西南西

と言われています。

西南西からちょっとだけ西側に向かって食べてみてください。


 

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