桜の開花予想について


 

●桜の開花予想の方法は?

桜の開花予想は、明治時代の末に各地の気象台で始まりました。
正式な発表は1950年ごろ、気象庁から発表されるようになりました。

当初、桜のつぼみを量ったり、職員の経験に頼ったりしてきました。
1996年からはコンピューターの予測式に、その年の気温や予想気温などを入れて予想しています。

桜の開花予想は、桜の花のもと(花芽)の状況から予測しています。
花芽は前年の夏にはもう出来上がっており、状態が変化していきます。


休  眠 : 春に花咲くまで、休眠状態になります。

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休眠打破: 寒さにさらされて休眠状態から目を覚まします。

  ↓

生  長 : 目覚めた花芽は、つぼみへと変化していきます。

  ↓

開  花 : 桜として花開きます。


気象庁は、2010年まで開花予想日を設定していましたが、その後は民間の日本気象株式会社などの各気象会社に任せています。

※桜の開花予想は予報業務ではないので、誰でも許可なく予想を公表することができます。


●桜の開花宣言は?

桜の開花宣言は、全国各地にある『標本木』の花の状態できまります。

つぼみが5・6綸ほころんだ状態になった時に桜の開花宣言が出されます。
標本木を基準としているので、周りの桜が咲いていたとしても標本木の花が咲いていなければ、開花宣言は出されません。

※標本木は、地方気象台の近隣に存在し(東京都などをを除く)、原則非公開になっています。


●満開の条件は?

桜が満開になったと発表されるのは、標本木の80%以上のつぼみが開いたときです。
目視での判断になります。

開花から約1週間ほどで満開になるようです。

 


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