日常の豆知識 - 年賀状について


 

今年も残りあと1ヶ月!

12月は師走と呼ばれるほど忙しい月。
その忙しさの中には年賀状を書くというミッションもあるのでは?!

日頃お世話になっている方、親戚、友人、なかなか会えない遠方の方に…
新年の挨拶を!

年賀状は年始周りを起源に長く続く日本独自の習慣。

普段メールで済ます方も今年は手書きで年賀状を書いてみませんか?

年賀状の歴史

人とのつながりを大切に、相手を思いやる心をもって…
年賀状は遠方で年賀の挨拶に行けない人に挨拶をする目的で始まったものです。

その歴史は古く、平安時代まで遡ります。

一番最初に誰が出したのかは、史料として残っていませんが、現存する日本最古の年賀状といわれているのが平安時代の藤原明衡がまとめた手紙の文例集『庭訓往来』の中に「春の始めの御悦び、貴方に向かってまず祝い申し候」という正月の文例です。


賀詞について

賀詞とは年賀状の文頭に書く新年のお祝いの言葉のこと。

この賀詞、様々な種類がありその意味もそれぞれ異なってくるので、目上の方など送る相手によって使い分けが必要になってきます。

●会社の上司など目上の方向け

・謹んで新年のお慶びを申し上げます
・謹賀新年
・恭賀新年 など

※「寿」や「賀正(正月を祝うこと)」・「迎春(新春・新年を迎えること)」など1〜2文字の賀詞は避けましょう。これらの賀詞は簡略した表現になり、「謹んで」や「恭しく」といった意味が含まれず、敬意や丁寧さが欠けるとされているので使わないようにした方がよいとされています。

●誰にでも使える

・明けましておめでとうございます
・謹んで初春のお慶びを申し上げます
・新春のお慶びを申し上げます など

※賀詞は重複して使わないようにしましょう!

「新年あけましておめでとうございます」
→「新年」と「あけまして」の意味が重複しているので「あけましておめでとうございます」か「新年おめでとうございます」となります。

「A HAPPY NEW YEAR」
→一番最初の「A」は不要です。


年賀状を書くときに注意!NGワード

「去る」・「滅びる」・「失う」・「破れる」・「枯れる」などの忌み言葉は使わないようにしましょう。

「去」には離れる・別れるといった意味があるため「去年」という言葉は使わずに「昨年」や「旧年」を使うようにしましょう。


一番最初にお年玉年賀が発売されたのは?

お年玉くじ付き郵便はがきが発行されたのは1949年(昭和24年)。
一番最初の商品は特賞が「ミシン」だったそうです。
平成26年からは個人の好みが多様化している状況を反映して1等の商品は現金になっているようです。


2017年の年賀はがきには…

・無地の年賀はがき52円
→2017年にちなんで17個の富士山がデザインされているそうです。

・インクジェット紙の年賀はがき52円
→ジドリ(自撮り)、サトリ(悟り)、チドリアシ(千鳥足)と「トリ」にちなんだ3つのだじゃれが隠されているそうですよ(笑)。

・寄附金付絵入り年賀はがき
→たまごの影をよ〜く見ると「あけましておめでとうございます」のマイクロ文字が!

・ハローキティ年賀
→隠しリボンを含む7つのリボンが!

・ディズニーキャラクター年賀
→5つの隠れミッキーが!


年賀状が届いたらぜひチェックしてみては♪


BACK


Copyright (C) 2016 AIA. All Rights Reserved