お中元について


 

1.お中元とは


お中元は、お世話になった方への感謝と、末永くよろしくお願いしますという挨拶の意味を込めて贈るものです。

お中元とお歳暮の違いは、お中元は1年の上半期の感謝を込めて夏に贈るもので、お歳暮は1年間の感謝を込めて年末に贈るものです。

贈る相手は、仕事でお付き合いのある方や、会社の上司など、目上の方に贈るのが一般的です。

ただし、公務員の方や一部の民間企業では、お中元のやりとりがあらかじめ禁止されている場合がありますので注意しましょう。
これは、「利害関係者からのお金や品物を受け取ってはいけない」という決まりがあるためです。

 

贈る側・贈る相手側のどちらかが喪中の場合でも、お祝いごとではないので差し支えありません。
ただし、四十九日の忌明け前の場合は時期をずらし、紅白の水引などのおめでたい熨斗は避けると良いでしょう。また、白無地の紙や短冊をかけて贈るなどの配慮をしましょう。
暑中見舞いや残暑見舞いとして贈る方法もあります。


2.お中元の時期

お中元は地域ごとに時期が違います。
贈る相手の住む地域を事前に確認しておきましょう。

東北・関東
7月初旬〜7月15日  
北陸
地域により異なる  
新潟県や石川県の金沢市など
7月1日〜7月15日
富山県や石川県の能登町など
7月15日〜8月15日
北海道・東海・関西
・中国・四国
7月中旬〜8月15日  
九州
8月1日〜8月15日  
沖縄
旧暦の7月13日〜7月15日  

3.お中元を贈り忘れたら


「お中元を贈るのを忘れてた!」という方は、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」を贈ってみてはどうでしょう。

暑中見舞い

時期は、梅雨明けから8月7日(立秋)頃です。
梅雨明けは地域によって違います。待っていると時期に間に合わない場合もあるので、7月下旬から8月7日頃に贈るといいようです。

 

残暑見舞い

時期は、8月7日頃(立秋)から8月31日です。
立秋は、1年のうちで暑さのピークを迎える時期とされています。そのため、立秋以降は残暑といいます。


お中元を贈り忘れてしまい残暑見舞いで対応する場合でも、8月中に贈るのようにするのがマナーです。
9月にまたがらないように注意しましょう。




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