夏の暑さ対策(体感温度の下げ方)


 

今年の夏もとても暑くなりそうですね。

新型コロナウイルス感染予防対策をしているためさらに暑さを感じるのではないでしょうか?

今回は、夏の暑さを乗り切るため体感温度を下げて少しでも涼しく過ごせるよう暑く感じる理由とその対策をご紹介します。

暑く感じる理由

人は、安静状態でも一定の熱を発しています。

運動などをすることにより発生した熱が、きちんと放散されることで体温は一定に保たれています。

気温が高いと空気中への放散が進まず、また高い湿度で汗の蒸発が進まないと熱が体にこもってしまいます。

日差しを浴びたり、高温化したアスファルトなどに囲まれたりする環境は放射熱を受けてしまいます。

このような状況で、体の中で発する熱や受ける熱が放散する熱よりも多くなり体温が上昇すると、人は「暑い」と感じるようです。

ただし気温が一定以上になると、体温が上昇しなくても暑さを感じるようです。

体感温度の下げ方

涼しい環境をつくる4つのポイントがあります。

1、気温を下げる

気温が下がることで、空気中に放熱しやすくなります。
屋内はエアコンなどを利用し、屋外は打ち水などをしましょう。

エアコンをより効果的に利用するポイント

・設定温度を下げる前に風量を強くしましょう。
・風向き(上向き・水平に設定)を調整し温度のムラをなくしましょう。
・扇風機などを利用し、エアコンの風が遠くまで届くようにしましょう。


2、湿度を下げる

湿度を抑えることで汗が蒸発しやすくなります。
そのため、湿度が10%下がると体感温度が約1度下がるそうです。
エアコンの「ドライモード」や除湿器、調湿作用のある木材や紙などを利用しましょう。


3、気流を利用する

気流を利用することで空気中に放熱しやすくなり、汗が蒸発しやすくなります。
そのため、秒速1メートル風速が増えると体感温度が約3度下がるそうです。
扇風機やうちわの利用、空気の入口と出口として2か所、 向かい合う窓や高低差のある窓を開けるようにしましょう。


4、放射熱を受けないようにする

放射熱を遮ることで体感温度の上昇を抑えられます。
日差しを80%受けないことで体感温度が約6度下がるそうです。
日陰に入ったり、よしずやすだれを設置したり、日傘を使うなど日差しを遮るようにしましょう。

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