日常の豆知識-「経口補水液」知っておこうよ作り方


 

9月です!
暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きそうです。
熱中症などの原因になる脱水症。
経口補水液を飲むことで症状が改善する場合も!
つくり方などについて紹介します♪

1.経口補水液って?


口から飲むことで水分と塩分を補給することのできる飲料。

体液に近いバランスで水分と塩分(電解質)を素早く小腸に吸収させることにより、吸収された後もからだの中に残って体液にになり脱水症を素早く改善することができます。

点滴と同じように迅速で確実に、点滴よりも簡単に水分と塩分(電解質)を補給することができます。
 



2.経口補水液とスポーツドリンクの違い

胃にとどまる時間の長さが違います。

スポーツドリンクはエネルギー補給がメインになるのでカロリーが高く、小腸からの吸収が遅くなります。


●熱中症や脱水症の時は経口補水液が最適

スポーツドリンクを選ぶ時には経口補水液に近い成分のものを選びましょう。

目安としてはナトリウムイオン濃度が40mg/dL(塩分1g/1L相当)以上含まれているものが望ましいです。

※アミノ酸入り飲料は注意が必要!
熱中症の時には体温を上げてしまうことがあるため、注意が必要です。
また、牛乳も同様です。

ただし、スポーツの前後にアミノ酸入り飲料を飲むことは筋肉の疲労を抑え回復を促すのに有効と言われています。




3.経口補水液をつくってみよう


脱水症になった際に必要な経口補水液、すぐに買いに行ければいいですが、家にあるものでも簡単に作ることができます!

◆材料
・ブドウ糖 10〜20g (なければ砂糖 20〜40g)
・食塩 3g
・水 1リットル

※効果の低減を防ぐため、計量を正確にすることが大切です。
できれば大さじや小さじなどの計量スプーンではなく、重さが数字で測れる計量器を使いましょう!

◆作り方
水にブドウ糖(なければ砂糖)、塩を入れよく混ぜるだけ!

※ブドウ糖の代わりに砂糖を使う場合、吸収速度は低下します

★アレンジ

・水は糖質が含まれていなければ炭酸水に変えてもOK!
・そのままでは飲みにくい場合もあるので、レモンやグレープフルーツの果汁を加えてもOK!(ただし、水1リットルに対し果汁の量は果物半分程度まで。果汁を入れ過ぎると吸収が悪くなるので注意。)


4.経口補水液を飲むときのポイント


・食事と一緒には飲まない!経口補水液と食事の間隔は30分以上あける

経口補水液は十分に食事がとれない時などに飲むものです。食事から水分や塩分を補給できる場合には飲む必要はありません。
また、食事と一緒に飲むことで胃の中で食事と経口補水液が混ざり効果が弱まってしまいます。

・脱水症の時に飲むと美味しい!?

水分や塩分を身体が欲しているときに経口補水液を飲むと甘く感じます。
試しに一口飲むことで、脱水症かどうかの判断方法にもなります。


・500ミリリットルを30分くらいかけてゆっくりと

急に水分補給をすると、尿として排出されてしまいます。
少しずつゆっくりと飲むことが大切です。


5.こんな病気の時にも経口補水液!


・熱中症
足がつる、気分が悪いなどの症状が出たときには、できるだけ早く経口補水液を飲みましょう。

・急性胃腸炎
経口補水液を飲むことで脱水症状を改善、年齢に合わせた消化のいい食べ物を食べることが下痢の治療の上で有効だと考えられているそうです。
嘔吐する場合には無理に飲まず、様子をみて30分位吐き気がなければ少しずつ飲むようにしましょう。

・インフルエンザ
高熱により大量に汗をかくことで脱水症を起こしやすくなります。脱水症を併発すると汗が出なくなり、熱が下がらない、体力が低下し回復に時間を要することになります。脱水症を防ぐために経口補水液を飲みましょう。




いかがでしたか?

もしもの時の経口補水液!
つくり方も簡単なのでいざという時のために覚えておきたいですね♪

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