電子メールについて

普段から利用する機会のある電子メールですが、中身は知らずに利用していませんか？

今回は、電子メールを安全に利用するために大まかな仕組みを紹介します。

電子メールとは

電子メールは、E-mailともいいパソコンや携帯電話、スマートフォンなどの情報機器の間で、インターネットなどの通信ネットワークを利用して情報などを交換する手段です。
文章(テキスト)や画像、ファイルなどを添付して送ることができます。

電子メールを利用するには、住所や氏名の代わりにメールアドレスが必要になります。
電子メールのアドレスは、一般的に”xxx@test.com”のように「アカウント名@ドメイン名」で表記されます。

ドメイン名の部分は、所属する組織や利用しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)などの事業者が管理するネットワーク上の識別名を表し、アカウント名の部分は、その中での個人の識別名です。

通常の電子メールは、メールソフトを利用して送受信をします。
一方Webメールでは、Webブラウザ上でメールの作成や送信、受信、閲覧などができます。

電子メールの形式

電子メールには、文字データのみが記されたテキスト形式とWebページのようにHTMLを用いて書式や装飾、レイアウトなどの指定が埋め込まれたHTML形式があります。

また、画像や音声、動画、データファイル、プログラムファイルなどテキスト形式ではないデータをMIME(Multipurpose Internet Mail Extension)などによってテキストデータに変換して文字メッセージと一緒に送ることができます。

電子メールの仕組み

電子メールの送受信は、インターネット上の多くのメールサーバが連携することによって実現しています。

電子メールを送信すると、メールサーバと呼ばれる所属している組織や利用しているインターネットサービスプロバイダ(ISP)の設置しているコンピュータにデータが送られます。
電子メールを受け取ったメールサーバは、宛先として指定されていたメールサーバにデータを転送します。
電子メールを受け取ったメールサーバ内にある、メールボックスと呼ばれる受信したメールを保管する場所で一時的に保管されます。
電子メールを受信するには、メールサーバにある自分のメールボックスに自分宛の電子メールを取りに行きます。

同報メールについて

同じ内容の電子メールを送信する場合同報メールと呼ばれる「CC」や「BCC」機能を利用すると便利です。

ただし、個人情報漏洩などの問題になることもあるので、目的に応じて使い分けるよう気を付けてください。

CC(Carbon Copy)送信した場合は、入力したアドレスがメールを受信した人、全員に表示されます。使用例)取引先に送信したメールを上司にも確認してもらいたい場合

BCC(Blind Carbon Copy)で送信した場合は、入力したアドレスはメールを受信した他の人には表示されません。使用例）複数の取引先に一斉にお知らせをする場合

複数の取引先へ一斉にメールを送る際は、CCにアドレスを入れていないかしっかりと確認しましょう！

「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」が2002年に施行されています。

メルマガなどを配信する際は、ご注意ください。