睡眠の質を上げる方法


 


よく眠ったはずなのに、疲れが取れない・・・
昼間に眠くなる・・・

このような人は、睡眠の質が低下しているのかもしれません。

●質の良い睡眠とは?

そもそも、質の良い睡眠とはどのようなものでしょう?

睡眠には、質を測る評価指標があります。
この指標から、次のような睡眠が質の良い睡眠と言えるでしょう。
  1. 睡眠と覚醒のリズムが整っている(昼夜のメリハリがはっきりしている)
  2. 必要な睡眠時間がとれていて、にっちゅに過度に眠くならない
  3. 途中で覚醒することが少なく、安定した睡眠がとれている
  4. 朝は気持ちよくすっきりと目覚める
  5. 目覚めてからスムーズに行動できる
  6. 眠るまで時間がかからない
  7. 日中、過度の疲労感がない

 

●質の良い睡眠がもたらす効果

質の良い睡眠は次のような効果をもたらします。

  1. 疲労回復

  2. 脂肪燃焼

  3. 免疫力アップ

  4. 集中力や学習能力などの脳機能アップ

  5. ストレスの緩和

  6. 美肌効果

 

●睡眠の質を上げる方法

(1)生活習慣

  • 入浴をする
    眠る90分程前に入浴すると、眠りにつきやすくなります。
     
  • 運動をする
    運動によって適度に疲労することで、眠りにつきやすくなります。
     
  • 起床・就寝時間を固定する
    起床時間と就寝時間を固定すると、身体がその生活リズムを覚え、夜に眠れるようになります。朝も同じ時間に目覚められるようになります。
     
  • 朝に太陽光を浴びる
    目覚めたらすぐに、太陽光を浴びましょう。
    太陽光には、体内時計を調整する力があるとされています。
     
  • ストレスを溜めない
    ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れ、夜に寝付きにくくなります。友達と遊びに行く、カラオケに行くなど、自分にあったストレス発散法を見つけましょう。

 

(2)食生活

  • 眠る前の食事を避ける
    眠る2〜3時間前までに食事を終えましょう。
     
  • バランスのよい食事を心がける
    睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、セロトニンから作られます。セロトニンの材料になるトリプトファンは、体内で作ることができないため、食べ物から摂らなくてはなりません。肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの食品に多く含まれるので、積極的に摂りましょう。
     
  • 眠る前にカフェインとアルコールを飲まない
    カフェインには、覚醒作用があるため、眠る前は飲まないようにしましょう。
    アルコールには、睡眠導入作用がありますが、大量のアルコールを摂取すると、途中で覚醒しやすくなります。

(3)睡眠環境

  • 寝心地のよい寝具を選ぶ
    自分にあった寝心地のよい寝具を見つけましょう。
    心身をリラックスさせ、身体にかかる負担を軽減することができます。
     
  • 部屋を暗くする
    眠るとき、部屋が明るいと睡眠の質が低下します。
    目から入る光で脳が覚醒しやすくなりますので、部屋は暗くしましょう。
     
  • 眠る前にテレビを見たり、パソコンやスマホをいじらない
     テレビやパソコン、スマホなどのモニターからは、脳を覚醒させるほどの強い光が出ているため、睡眠の質を低下させます。
     また、多くの情報に触れることも脳を覚醒させることにつながります。

 





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