よく眠ったはずなのに、疲れが取れない・・・
昼間に眠くなる・・・
このような人は、睡眠の質が低下しているのかもしれません。
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●質の良い睡眠とは? |
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そもそも、質の良い睡眠とはどのようなものでしょう?
睡眠には、質を測る評価指標があります。
この指標から、次のような睡眠が質の良い睡眠と言えるでしょう。
- 睡眠と覚醒のリズムが整っている(昼夜のメリハリがはっきりしている)
- 必要な睡眠時間がとれていて、にっちゅに過度に眠くならない
- 途中で覚醒することが少なく、安定した睡眠がとれている
- 朝は気持ちよくすっきりと目覚める
- 目覚めてからスムーズに行動できる
- 眠るまで時間がかからない
- 日中、過度の疲労感がない
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●質の良い睡眠がもたらす効果 |
質の良い睡眠は次のような効果をもたらします。
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疲労回復
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脂肪燃焼
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免疫力アップ
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集中力や学習能力などの脳機能アップ
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ストレスの緩和
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美肌効果
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●睡眠の質を上げる方法 |
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(1)生活習慣
- 入浴をする
眠る90分程前に入浴すると、眠りにつきやすくなります。
- 運動をする
運動によって適度に疲労することで、眠りにつきやすくなります。
- 起床・就寝時間を固定する
起床時間と就寝時間を固定すると、身体がその生活リズムを覚え、夜に眠れるようになります。朝も同じ時間に目覚められるようになります。
- 朝に太陽光を浴びる
目覚めたらすぐに、太陽光を浴びましょう。
太陽光には、体内時計を調整する力があるとされています。
- ストレスを溜めない
ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れ、夜に寝付きにくくなります。友達と遊びに行く、カラオケに行くなど、自分にあったストレス発散法を見つけましょう。
(2)食生活
- 眠る前の食事を避ける
眠る2〜3時間前までに食事を終えましょう。
- バランスのよい食事を心がける
睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、セロトニンから作られます。セロトニンの材料になるトリプトファンは、体内で作ることができないため、食べ物から摂らなくてはなりません。肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などの食品に多く含まれるので、積極的に摂りましょう。
- 眠る前にカフェインとアルコールを飲まない
カフェインには、覚醒作用があるため、眠る前は飲まないようにしましょう。
アルコールには、睡眠導入作用がありますが、大量のアルコールを摂取すると、途中で覚醒しやすくなります。
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(3)睡眠環境
- 寝心地のよい寝具を選ぶ
自分にあった寝心地のよい寝具を見つけましょう。
心身をリラックスさせ、身体にかかる負担を軽減することができます。
- 部屋を暗くする
眠るとき、部屋が明るいと睡眠の質が低下します。
目から入る光で脳が覚醒しやすくなりますので、部屋は暗くしましょう。
- 眠る前にテレビを見たり、パソコンやスマホをいじらない
テレビやパソコン、スマホなどのモニターからは、脳を覚醒させるほどの強い光が出ているため、睡眠の質を低下させます。
また、多くの情報に触れることも脳を覚醒させることにつながります。
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