日常の豆知識-ボールを使ったスポーツ、その誕生の秘密は?


 

8月も終わり、もう9月ですね!

オリンピックの競技にもなっているサッカーや野球、始まりの秘密を知っていますか?

その歴史について紹介します♪

昔は村全体が競技場!この競技は・・・?



・・・正解は「サッカー」!

城の門や村の境界線、教会の門などをゴールに年に1〜2回、お祭り感覚で行われていました。
参加人数は1チーム11人?ではなく、なんと数百人!!
男女問わず様々な年齢の人が参加していました。

最初のころは手でキャッチすることも許されていたそうですよ!

村全体が競技場で、2チームのうち、どちらかが1点を入れたら終了というルール。
時間制限がないため、数時間かけて数百人でボールを奪い合い!

ボールの奪い合いは激しく、怪我をする人や亡くなる人が出ることもあったそうです。

また、畑や家が荒らされて、国から禁止令が出ることも!


その後、中学校の生徒たちが行う中でルールが整備され、1863年に決められたルールが今のサッカーのもとになったとされています。



昔は21点先取で試合終了。この競技は・・・?



・・・正解は「野球」!

「ラウンダーズ」というイギリスの遊びをもとにアメリカ人が始めたもので、投手が投げたボールを打者がバットで打ち返すという点では同じです。

ただ、ラウンダーズは3本の杭を地面に立て、その周りを一周すると点が入りましたが、
アメリカでは杭の代わりにベースを使うことになりました!
これが「ベースボール」と呼ばれる所以です。

最初は、ピッチャーはバッターが打ちやすいようにゆるい球を投げていたそうです。
しかし、このままでは攻撃が終わらないということで打たせないようにするゲームに変化しました。その後、球の速さや変化球など工夫されるように!

1857年までは21点先取制でしたが、あまりにも試合が終わらないため現在の9回終了時に得点が多かったチームの勝ちというルールに変更になりました。

ちなみに・・・この「ベースボール」を「野球」と訳したのは鹿児島出身の中馬 庚(ちゅうまん かなえ)さん。

●東京2020オリンピック 日本は37年ぶりとなる悲願の金メダルを獲得!!


地上のカーリングと呼ばれる。この競技は・・・?



・・・正解は「ボッチャ」!

イタリア語で「ボール」を意味する「ボッチャ」。
重い障がいがあり、体をあまり動かすことができない人でも楽しむことができる競技をという思いからヨーロッパで始まったボールを使う競技です。

男女の区別はなく、障がいの内容や程度でクラス分けされます。
手で投げることが難しい場合には「ランプ」と呼ばれる道具を使ったり、足で蹴ったり、アシスタントに指示を出して手伝ってもらうこともできます。

赤と青のボールを6球ずつそれぞれ投げて、ジャックボールと呼ばれる白い球にいかに近づけるかを競います。

選手はマイボールを使っていて、投げるボールの素材も天然、人工の革、ボールを弾きたいときには床の上を滑りやすいスエードなど、状況に応じて使い分けているそうです。




いかがでしたか?

実は使うボールにもいろいろな工夫がされてきたようですよ!

昔はオレンジなどの丸い果物、丸い形にした木や石がボールの代わりに使われていたそうです。

また、動物の革で袋を作り、詰め物をしたボールもよく使われていたそうです。
中でも革命的だったのはゴムやビニールがない時代、動物の膀胱などに空気を入れて膨らませたボール!


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