※1.素手で触らず、必ず魚バサミで挟んでハサミで毒トゲ、ヒレを切る。
※2.暴れる魚は、タオルなどで両目を覆うとおとなしくなる。
※3.死んでも毒の残る魚もいるので注意しながら針をはずし、海に戻す。 |
●ハオコゼ |
浅い防波堤周りに多く、シロギスの投げ釣や、カサゴ、アイナメ釣りの外道によく掛かる。小型で一見するとかわいいが、背ビレには猛毒のとげを
持っており、うっかり触れるとズキズキ痛んで、釣りどころではなくなってしまう。 |
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●オニオコゼ |
全長20〜30pで、岩のような姿をしている。背ビレのトゲに毒があり、刺されると激痛が走る。しかし、食べるとおいしく、鍋物や吸い物にするため
捨てる所はない。料理をする際は、毒のある背ビレをペンチなどで切り取る。 |
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●ヒメオコゼ |
内湾や沿岸部に生息しているが、陸からは、めったに釣れることはなく、知っている人は少ない。オニオコゼ同様、背ビレに毒があり、刺されると大変痛い。見知らぬ魚が釣れたら、素手で触れぬよう習慣づけることである。 |
●ゴンズイ |
浅い岩礁や砂地に生息する、夜行性の魚である。潮に濁りがあると日中でも釣れる。なまずに外見が似ており、ヒレに毒腺をもつ。魚体が死んでもこの毒は消えないので、防波堤上などに放置しないこと。夜釣りでは特に注意したい。 |
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●オニカサゴ |
船釣りの対象魚で、陸からは釣れない。ヒレに毒腺をもち、触ると痛むので、十分注意したい。この魚は釣りの対象魚として専門にねらうこともあり、慎重に扱えば、危険はない魚である。上品な白身で美味な魚。 |
●アイゴ |
磯や防波堤でもよく釣れ、美味だが、ヒレに毒腺を持っている。持ち帰る場合は、ハサミでヒレの先端のとがっている部分をカットすれば安全だ。その際、背ビレだけでなく、腹ビレや尾ビレの先もカットすることを忘れないようにしたい。 |
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●アカエイ |
沿岸の砂泥底に生息しており、投げ釣りやルアー釣りによく掛かる。細長いシッポに大きなトゲがあり、これに刺されると、漁師でも涙を流して苦しむいわれる。持ち帰る場合は、まずこのシッポを切り落としてからにしたほうがよい。 |
●フグ |
フグは歯が鋭い以外は、外見上は危険はない。しかし、身や卵巣に猛毒を持ったものが多いので、十分に注意しなければならない。磯でよく釣れるクサフグやキタマクラは特に強い毒がある。とにかく、フグが釣れたら放流することだ。 |
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●ヒラメ |
ヒラメは鋭い歯を持っており、これにかまれると大ケガをする。釣れても、ハリをはずそうと、うっかり口に手をかけないようにしたい。ペンチなどでハリを外すか、
ハリスを切ってしまうのが良い方法だ。歯以外は特に危険はない。美味な魚。 |
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●ダツ |
暖かい海の浅場に多く、大きいものは1m以上にもなる。一見サヨリに似ているが、性質はどう猛で、口には鋭い歯がビッシリ並んでいる。この歯でかまれたら、ひとたまりもない。絶対に指を入れ
ないように取り扱うこと。 |
●スズキ |
沿岸から内湾の汽水域にまで生息するスズキは、ヒレも鋭いが、それ以上にエラブタに注意しなければならない。エラブタの先は、鋭い刃物のようになっており、スパッと切れる。素手でつかむ場合、下アゴをがっちりとつかむ以外は危険だ。 |
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●ウツボ |
磯釣りの外道によく掛かるウツボは、鋭い歯に注意したい。釣れた場合は、ハリスごと切るようにするのが安全で、うっかり針を外そうとすると危険を伴う。下手に触ると、巻きつかれることもあり、十分な注意が必要である。 |
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