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15:2003/1


危ない手形のチェックポイント

危ない手形を見分けるポイントは、以下の5つです。

 

1.振出人が信用できる会社かどうか
怪しげな会社が振り出した手形は不渡りになる可能性が高い。

 

style="BACKGROUND-COLOR: #dbdfff">2.割引依頼人と裏書人が同一人物かどうか
手形割引は通常、裏書人が行うもので、これを第三者(ブローカーなど)が行った場合は注意する。

 

3.振出人と裏書人との関係はどうか
地域的、業種的にあまりにもかけ離れていると不自然である。

 

4.金額的に妥当かどうか
割引依頼人が、通常の取引をはるかに超える額面の手形を持ち込んだり、振出人が月商をはるかに超える額面の手形を振り出した場合は注意する。

 

5.金額の端数はどうか
通常の手形には端数がつくものである。それが全く無い場合は、融通手形の疑いもある。

 

 特に融通手形には十分注意する必要があります。融通手形とは、商取引に裏付けられていない、資金を融通するためだけに振り出された手形のことです。受け取ると不渡りになる可能性が高く、主に次の二種類があります。

1.貸し手形、支援手形…取引先を支援するために振り出される。友人、知人同士というケースが多く、共倒れになることが多い。

2.交換手形…資金繰りに窮した同士が相互に振り出す。しだいに仲間を増やしていき、金額も膨らんでいく。どこかでつまづくと手形を切りあった者同士、みな連鎖倒産する可能性が高まる。

 


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