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24:2004/2

<数字で見るトラック運送事業の運行管理のポイント>

T.はじめに
トラック運送事業の運行管理の良し悪しは、最終的には、企業の収益の大小になって表れますが、この運行管理の良し悪しを表現するものに運行効率といわれる数字があります。運行効率とは、車輌の稼働率、荷を積んで運んだ実車率、そして積荷の状態を示す積載率を掛け合わせたもので、運行管理の総合的な指標となるものです。
 
U.運行効率のとらえ方
上記Tで説明したように運行効率=稼働率×実車率×積載率です。これは、荷主と乗務員と車輌との有効な組合わせを見る指標であり、
  1. 荷主(荷物)と乗務員の組合わせの状態を見るのが実車率です。実車率は、総走行キロのうち、収入につながる荷を積んで走った実車キロの割合を示し、乗務員が頭を使い、行程を考えてムダのない走りを行えば、当然実車率は高まります。
  2. 次に、荷主(荷物)と車輌の組合わせの状態は、積載率となって表れます。この積載率は、満載の状態に対する実際の積荷トン数の割合を示し、合理的な手法による荷物の積み方、運び方によって高まります。
  3. 最後に、乗務員と車輌の組合わせは、稼働率によって表されます。この稼働率は、運行可能日数に対して、何日、実際に車が稼動したかの割合を示すもので、車輌が効果的に働くよう努力すれば、稼働率は向上します。
V.データ分析と対策の実施
以上のように、運行管理の良し悪しは、まず車輌別の運行効率のデータをつかみ、良い事、悪い事を見分け、つづいて悪い原因が三要素の組合わせのどこに原因があるのかをチェックします。換言すれば、実車率、積載率、稼働率のいずれのデータに原因があるのかをつかみ、その対策を考えれば良い訳です。なお、この対応策をすすめていく上で、補完的に使われる数字として、輸送効率(車輌別輸送量について、時間、運行回数、走行キロ単位で測定するもの)や有効稼動率(労働時間、実作業時間、運転時間等の時間の効率に関する分析)、車輌稼働率(車輌の実稼動日数や休車日数などの分析)等があります。

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