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27:2004/6 |
<美容院で管理すべき売上データについて>
T.はじめに |
美容院の経営成績をもっとも端的に示す指標は、売上高です。なぜなら売上の大きさで美容院の大きさを推測できるからです。もちろん売上高のみならず粗利益も重要な指標となります。美容院経営者にとっていかにして美容院全体の売上高と粗利益をアップしていくか?この美容院全体の売上高をアップするための施策を考えるためには、売上高の内容を理解する必要があります。 そこで、今回は管理すべき売上データの項目を見ることにします。 |
U.売上高の算式 |
1)来客数 × 客単価 美容院の売上高は、サービス(パーマ・セット・カット等)を買ってくれた客の数と1人の客が平均どのくらいのサービスを買ってくれたかの積で示されます。もっと、つきつめて言えば来客数×客が選択したサービス単価の合計です。従って、この計算式から見えてくる売上増加の施策は、
等が考えられます。 a.の客数分析のポイントは、1日・曜日・1月毎の客数、あるいは男女別・年代別・地域別等に記録して、その結果を探ることです。 b.の客単価については、より単価の高いサービスの売上率を高めることです。 c.の来院客層の質については、来院頻度の高さ、高サービスの売上率(1回あたりの支払い金額)の高さが見きわめのポイントです。
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V.サービス別売上高のABC分析の活用 |
美容院の売上高は、美容院の現状、技術レベル、美容料金、サービス状況、広報活動、顧客の評判、立地条件等によってほぼ決定します。それぞれかかえる条件のもとで最善の努力をする事になりますが、その努力の目安としてサービス別の売上高をABC分析する事が必要です。 ABC分析とは、美容院の取扱サービスをABCの3つのランクに分けて、そのうち美容院にとってAランクのサービス(顧客)を重点管理していく手法です。取扱サービス毎に、売上高・売上構成比・粗利益率等を算出して利益貢献度を求め、貢献度の高いサービスの営業施策を考えましょう。 |
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