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20:2004/1


<デジタル社会がもたらす変化への対応>

 世の中のあらゆるもの(家電、放送、映画、自動車、電話、記録媒体、医療、貨幣等)がデジタルへと大きくシフトしている今日、社会のデジタル化がもたらす影響を予測し、先取りした対応が求められるのは避けられない状況になりました。そこで、我々のライフスタイル、ビジネスのやり方、余暇の過ごし方等に起こるであろう変化をチャンスと捉えて、時代の変化に置き去りにされないための対応策を考えて見ると以下のようなポイントがあげられると思います。
 
(1)デジタルがもたらす変化を前向きに考える
 家庭で使う、なべ、かま、ポットまでデジタル化される時代は、すべての産業にとって大きなチャンスとなるはずです。ある専門家の話では2005年末には、今、家庭を構成する製品のうち少なくとも30種類以上がデジタル化されるだろうと述べています。その意味では製造業も流通業も、サービス業も、何らかのチャンスが生まれると前向きに考えるべきです。そのチャンスが何なのか?アンテナをのばして情報を収集すべきです。
 
(2)スモールメリットの時代変化を認識する
 モノ作り中心の工業化社会では、人、物、金、情報をもつ大企業が必ず勝つのが常識でした。しかし、デジタル化社会では、スモール、スピード、知恵、発送(想像力)が決め手となる社会です。その意味では、過去の成功事例にとらわれることなく、未知の新しい分野(ビジネス)にすばやく挑戦できる身軽な、個人や小企業にも大きなチャンスがめぐる時代です。この時代変化をはっきりと認識する事が重要です。
 
(3)スピードは最高の経営資源
 デジタル化社会では、1ヶ月が1日ぐらいの感覚で捉えられるスピーディな時代になります。つまり、わかりやすく言うと5人で担当しているような仕事は、1人で処理出来るような仕事の進め方を工夫できないとデジタル社会では、取り残されます。何故なら、デジタル技術を高度利用、スピーディに効率利用出来ない事業、企業は世間から見捨てられるからです。競争に耐えうるスピード感覚、スピードのある経営実現のためにも、デジタル技術に精通しましょう。
 
(4)企業と個人と家庭の大変化を認知しましょう
 デジタル社会がもたらす、最大の特徴は、企業と個人と家庭との関係を大きく変える可能性があるという事です。個人はデジタル技術を使って、SOHOと呼ばれる自宅やリモートオフィスで仕事する社会になります。そこでは、組織よりも、個人が大切であるという価値観へ変化し、これまでのような企業と個人と家庭の関係ではなり立たない事が明らかになってきます。このような大変化をまず認知して、今から対応策を準備しておきましょう。
 
(5)高度情報化と自然環境のバランス
 これから始まる本格的なデジタル社会においては、溢れるような情報とスピード重複の価値観の中で、デジタル文化と人間性のバランスが失われやすい状況になります。従って自然との触れ合い時間を重視した、心の癒しや、直接的なあたたかい人間関係が大きなテーマになってきます。このテーマをどのような形で実現していくのか?千載一遇のチャンス到来です。
 

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