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14:2002/11


ISO導入のメリット・デメリット


 ISOを導入しようかどうか迷っている企業も多いはず。そこで今回はISO9001を取得した場合のメリットとデメリットを取り上げてみましたので、参考にしてください。
 
(1) メリット
@品質管理(業務の質と製品の質)の明確化によりムダが排除できる。

A作業の標準化により、担当者が変わっても同一品質が確保しやすい。

B審査登録後も(6カ月又は1年毎)定期審査や更新審査(3年後)により、システムの劣化を防ぐことができる。

C実施結果の確実な記録保管により、言った言わないといったトラブルを防止できる。

D記録は、同種同類の作業に対し、応用又は効率化といった改善に役立つ。

E各自の責任・権限及び相互関係が、文書化により明確になり、業務の漏れや重複が防げる。

F幹部や社員の意識改革により、組織の活性化と資質の向上が図られる。

Gシステムを継続的に改善していくことで顧客の満足が向上する。

H製品そのものの品質向上につながり、受注機会の増加にもつながる。

I自社に対する信頼感の醸成、取引上の安心提供が実現でき、取引に役立てやすい。
 

(2)デメリット
@認証取得・定期審査等に対し、審査費用などがかかる。

A書類(取扱い文書)が増える。

B取組みに対するエネルギー(労力・残業)がかかる。

C中心となるリーダーや文書作成に優れた社員がいた方が望ましい。

D効果がすぐに出にくく、2〜3年後でなければ効果を実感しにくい。

E保管する記録が増える。


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