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20:2003/2


不況下の経営改善のヒント

 
 長引く不況に苦しむ中小企業は、苦悶の日々を送ってますが、こう言う時にこそ、工夫を凝らし、考え抜いた経営改善策によって、難局を切り抜けたいものです。
 ところで、経営改善の糸口を見つける時に
「どういった観点から考えたらよいのか?」
「今の自分の考えの中で抜け落ちている部分はないか?」等・・・
経営の基本的な考え方(セオリー)にもどって「そこから逸脱している事はないか」と考えてみる方法が有効です。以下、マーケティングに関する基本的な項目を紹介します。
 

1.マーチャダイジング(merchandising)

 消費者のニーズを満足させるためには、基本的には次のような商品計画(小売・卸売業)が重要になります。
@適正な商品・サービスを提供しているか
A適正な場所で提供しているか
B適正な時期に提供しているか
C適正な数量を提供しているか
D適正な価格で提供しているか
 

2.セグメント(segment:区分、部門)

   何が自社の収益に貢献していて、何が損失を出しているのかがわからなければ経営改善のための対策をたてることは困難です。事業の採算性を効率的に把握するためには、次のような会計単位としての「部門」を設定し、それぞれの部門別に損益をみる方法が有効です。
@商品グループ別
A営業社員別
B店舗別
C取引先別
D地域別 等
 

3.価格設定

   価格設定に関しては次のような誤りが良くみられます。
「コストの積み上げだけで価格が決められ、市場の情況や顧客心理が反映されていない」
「状況が変化しても価格が見直されていない」
「製品ごと、市場セグメントごとに、きめ細かく価格が設定されていない」・・・。

 

以上、紹介した項目が、不況下の経営改善のヒントになれば幸いです。

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