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39:2005/9

< 集客に関する5つの基本的な考え方について>

T.はじめに

店舗に集客がないと売上げをあげる事がで出来ません。つまり売れる仕組みがないと商品やサービスは売れないのです。では、売れる仕組みとはどういう事でしょうか?もちろん、基本的に商品やサービスの品質が良い、というのは絶対条件ですがここで言う売れる仕組みとは、事業者の戦略です。要するに、

1.お客様を集める
2.集まったお客様に商品やサービスを買ってもらう
3.買っていただいたお客様に再度購入(リピート)してもらう

の3つの基本戦略を手立てとして講じる事になります。お客様を集める(集客)に関しましては、5つの基本的な考えがあります。即ち

イ.店舗の外観や内装(売り場)で集客する
ロ.広告宣伝で集客する
ハ.商品・サービスの品揃え(品質を含む)で集客する
ニ.独自の顧客サービスで集客する
ホ.スタッフの接客等で集客する

の5つです。
イやロで自店へのこだわり、自慢、特徴、看板商品、お客様にしてあげられる事等とうまく表現出来て、初来店客を集客出来たとしても、リピートしてもらわない事には安定した売上を維持する事には出来ません。そのリピーター客を集客する仕組みがハからホの手法(自店の努力という事)になります。今回、まずイの店舗作り(内装)の基本的な考え方を見る事にします。

U.代表的な商圏毎の店舗(内装)の基本的な考え方について

(1)基本的な視点
 店舗作りで重要な事は、来店する顧客から見た「見た目の良さ」です。つまり、ビジュアル面の良し悪しが店の集客と売れ行きに影響します。見た目の良し悪しに大きく影響を与えるものとして、看板、外装、内装、器具備品、照明、服装(ユニフォーム)、包装用紙があります。用は、自店がターゲットとする客層の視点、感覚に訴えられる店舗作りになっているかどうかがポイントになります。

(2)繁華街に出店した場合の内容
 繁華街は男女別、年齢別、趣味別(こだわり)、スキル(求める技術レベル)職種別等豊富な客層を期待できる商圏です。しかも客層も豊富で、営業時間も深夜遅くまで集客を見込めます。したがって、豊富な客層、時間帯、年代層から、どの客層、時間帯、年代層をターゲットにするかによって、店舗の内装も方向性も決まります。出店場所の商圏データをしっかりと収集して分析し、ターゲットを明確にした上で、何を志向するかを想定した上で店舗作りを行いたいものです。

(3)オフィス街に出店した場合の内装
 オフィス街は、サラリーマンやOLの需要にいかに応えるかというコンセプトで内装を行うのが基本です。オフィス街は営業日(土、日は期待できない)や営業時間等に大きな制約があります。この制約を念頭において、店舗内装を考えるのが基本となります。つまり、客単価をあげ、生産効率を高める為にも、二毛作型営業が出来るような拡張性を合わせ持つ店舗内装を想定しなければなりません。

(4)住宅街に出店した場合の内装
 住宅街の客層を平日の時間帯別で見てみると、朝から昼過ぎまでは主婦や年配の人達が多く、昼過ぎから夕方までは学校帰りの小学生、中学生、高校生が多く、夕方6時以降は勤め帰りのサラリーマンやOLが来店するというのが一般的なパターンです。つまり住宅街の店舗は、店舗周辺の住まいと調和がとれた家族的な雰囲気を醸し出す内装が基調となります。

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