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  物への思い出

 物の価値観は人それぞれですが、誰でも必ず何か大切なものがあると思います。大切だと思う理由は、その物に対して何か思い出があるからではないでしょうか。そして、その思い出が忘れられないものだからではないでしょうか。

 5月はゴールデンウィークもあって、いろいろと旅行に出かけたり、ドライブなど車を使う機会が多くなると思います。僕もドライブは好きで休みの日はよく運転しています。車は1年前に買いました、すごく愛着もあって。手作業で固形ワックスを塗ってあげるくらい大切にしていました。しかし今年、そんな愛着たっぷりのマイカーを夜の交差点で衝突事故により失ってしまいました。愛車を無くしたショックも、今だに後の処理に追われていて落ち着きのない日々です。今まで経験のある人にはわかるでしょうが(ない人はそのまま経験しないでください)、保険会社を通じて話を進めるので書類を書いたり、被害額、修理、買い換えについて電話で話したり聞いたり何かと忙しくてその上、車は直さない方がいいとか自分の車の価値が実は世間的には低いものだったり(不人気車?)言われて正直少し悲しくなっています。
 他にもいろいろ問題はありましたが、そん中で保険会社に勤めている友達が自動車保険のことをを教えてくれたり、別な友達が中古車情報を教えてくれたり、そんな普段受けられない周りの助けも受る事ができました。しかし周りの協力を貰いながらでも現実は厳しくて、なかなか思うように話は進みません。おそらくゴールデンウィークは代車でGO!だと思います。

 事故の話は最近よく身近なところで耳にしています。僕の事故の事を「そんなことではイカンぞ!」と言っていた友達がこの間しっかり事故をしていました。(無傷ですんでいたからいいようなものを)その後さらに、今度は家のすぐ側で車の衝突事故が起きていました。その事はテレビで取り上げられ、その日のニュースで流れていたのを家で見て複雑でした。

 自分の事故は納得のいかない点もあったりしましたが、いつまでもそんな事を考えていないで、もっと前向きに考えることにしようと思います。少し強引ですけれど愛車が自分の命と引き換えに事故の怖さと、普段の注意力の大切さと助けてくれた多数の人への感謝を忘れるなと教えてくれたものだと思い、事故についての認識を改めていけば、きっと愛車も浮かばれると思います。

 町で同じ車を見るたびに今回の事をきっと僕は思い出すでしょう、そして、今日もまた悲しみを乗り越えて安全運転を続けていきます。

リン


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