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映画を見て思うこと

 先日、鹿児島まで足を運び、映画を見ました。タイトルは『ほたる』です。テレビCMでもあったと思いますが、キャッチフレーズは時代が残した傷跡 あなたに会えたから その痛みを超えて生きてこられた≠ナす。本当に感動的な映画です。お勧めしたいものですが、上映期間は、残念ながら終了していると思います。機会があれば、ぜひ見てほしいですね。このことをM先輩に報告すると「しぶいねぇ〜」の一言。確かに僕の年代では珍しいのかもしれませんね。(チケットを頂いて見たのですが・・・)少し話はそれましたが、この映画を観て幼少の頃を思い出しました。

 幼少の頃、共働きしていた父母に替わり、祖父母に面倒を看てもらいました。物心が付く以前からジィちゃんと一緒に遊んでいました。僕の記憶には残っていないのですが、話によるとジィちゃんを毎日連れまわし、汽車を見に行ったり、散歩したりと、とても手間のかかる子供だったようです。今でも手間はかかるみたいですが・・・( ̄□ ̄;)幼少の頃から戦争の話を聞いたりしていたので、とても辛くなる場面もありました。母方のジィちゃんは、陸軍兵士として仕え、戦争後、暗室での作業が原因で、光を失いました。でも外に出歩いたり、戸棚の整理などをしていたので本当は見えているのかな??と思うくらいでした。父方のジィちゃんは、海軍として、戦争の最前線へ向かうために毎日、厳しい訓練を受けていたそうです。そして終戦を迎え、終戦後に父母が生まれました。 もし、ジィちゃん達が戦死していれば、父も母もいないわけで、もちろん、今の僕の存在もありえないと思うようになり、ジィちゃんの大好きな焼酎を手土産に実家に帰っています。
 このように考えるきっかけは、学生の頃、多くの講演会に出席する機会がありました。その中でも印象に残っていることは、感謝の源は、母にあるということです。「おなかをいためて生んで、一生懸命育ててくれたから今の自分があるのよ」と教わり、それ以来、毎年母の日にカーネーションと生活雑貨を贈っています。また、感謝は、謙虚さに比例するとも教わりました。辛いことがあっても自分のためにアドバイスしているのだから感謝しなさいねとも教わりました。今、自分の周りに存在しているものは、全て与えられた環境であって、当たり前なものなどないという謙虚さを持つことも大切だよという言葉も印象に残っています。

 グーフィー

 


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