b-post > 今月のコラム > 父への感謝状 |
父への感謝状
|
先日、父から電話がきた。第一声、
|
私が自活し始めたのは24歳の時である。一般的に言って決して早い方ではない。それまで"親のすねかじり"だったわけであるが、しかし父は、小言一つ言わず好きにさせてくれた。 『バカな子ほどかわいい』という諺が有る。最近、その言葉が身に沁みる。例えば、久しぶりに実家に戻り、朝目覚めると車がピカピカになっている。(年寄りは朝が早い)また、私が自分のアパートに帰る時には、自作の野菜を山のように持たせてくれる。悠々自適の一人暮し、余程大きな買い物や賭博三昧でもない限り、金銭的に困るはずはないのに、「お金は足りているね?」と訊いてくる。今だ学生の友人Nにこの話をすると、彼女にも思い当たる節があるとのこと。どこの親も似たり寄ったり。全く、有り難いものである。 |
そんな父に私ができる事と言えば、私への心配事をなるべく減らすように心掛ける、ただそれだけである。そのうち、父が誇れるぐらいの"スバラシイ娘"になりたいものだけれど、いつになることやら?果たしてなれることやら? お世話になりっぱなしの2○年、恩返しはこれからだ。まだまだ花嫁衣裳は見せてあげられそうにないけれど、別の形で親孝行することでヨシとしよう。バカで良かったと、しみじみ思う今日この頃。 |
byToday |
|
Copyright (C) 2002 b-post.com. All Rights Reserved. |