今月のコラム　+幸せを感じるとき

みなさん、平凡な毎日に変化が欲しい!!とか、

幸せになりた～い!!って思うときってありませんか？

あれが欲しい、これが欲しいと人の望みは尽きないもの。

私も、洋服が欲しい! とか、化粧品が欲しい! とか、時間が欲しい! ・・・ｅｔｃ　望みをあげれば次から次に出てきてきりが無い。
　

今まで私は、その望みがひとつずつ叶うたびに、ささやかな幸せを感じる日々を送っていた。

欲しかったあの洋服を手に入れたからＨａｐｐｙ。　今日から連休だからＨａｐｐｙ。何か願いが叶ったときや嬉しい事があったときに幸せを感じていた。

日々の生活の中で、目標をもって頑張り、目標を達成したら充実感を得たときに幸せだと思っていた。

しかし、あるとき、私はもっと大切で幸せな時間があることに気付かされた。私の生活の中では、何の変哲もない『平凡な毎日』が、何より大切な幸せの要素であったのだ。この平凡な毎日があるからこそ目標達成の時に喜びがあるのだ。

良く「平凡なのが一番」などと言うが、母が今年初めに一ヶ月半入院した事で、改めて、健康の大切さや命の大切さ、ごく当たり前だと思っていた毎日の生活がとてもありがたいものであることを痛感した。母が入院以前に行なっていた家事をするようになって、母への感謝の念も強まったし、母（もちろん父も）のために毎日の仕事や家事を頑張ろうと思うようになった。そして、毎日、いつもと変わりなく過ごせた事を本当に嬉しく思うようになり、毎日が大切な一日であると感じるようになった。

毎日、母の作ってくれる食事が食卓に並んでいたこと。夕方、家に帰ると部屋に明かりが灯っていること。　毎日の事で、その事に対して、あらためて感謝するということが今まで無かった。

人は、大切なものを無くして初めてその事の重大さに気付くのではないだろうか？

私も、健康が大事だというのは解っていても、今ほど普通に毎日が過ごせる事に感謝はしていなかった気がする。しかし、今は、一日、一日を病気もせず、事故にも遭わずに過ごす事ができて、家族で他愛無い会話を交わすことの出来ることが素晴らしいことであると感じる。毎朝毎晩、家の仏壇や台所の神棚にも手を合わせる時も、一日、何事もなく過ごせた感謝の意を込めて手を合わせるようになった。両親への感謝も強く感じるようになり、母の病気で、大切な事に気付くことができたと思う。

普段の生活の中で、他にも当然になってしまい感謝する事を忘れてしまっている事はないだろうか？無くして初めて大切さに気付き後悔するなどということの無いように、今の自分の居るこの環境に感謝しながら生活していきたい。そして、その中で目標を持ち達成するための努力をしていきたい。

今、私は、何も変化のない毎日を過ごせることに幸せを感じている。

みなさん、毎日の生活に感謝していますか？幸せを感じていますか？当然になってしまっている事の中に、実は一番大切で幸せな時間が在るかもしれませんよ。

ｂｙ　ワトソン