先日、中学の友人から久々に電話がかかってきた。その友人は高校卒業後、関東の企業に就職していたのだが、その企業を辞めて鹿児島に帰ってくるという電話でした。せっかくの機会なので、その友人の帰省祝いを兼ねて、気の合う友人達と同窓会を開こう!という事になりました。当然自分が提案したので、皆に連絡をとってみたのですが、仕事が忙しかったり子供の世話があるなど、なかなか人数が集まらず結局集まったのは5人!!
長い間会っていなかったとはいえ、気の合う友人同士、すぐに昔話に花が咲き、気持ちよく酔っ払ってきたとき、ふと自分達の故郷の話題になりました。小さな山間の町なのですが、今区画整理を行い、町並みが変わりつつあるというのです。噂は聞いていたのですが、実際に工事が始まっているのをその時初めて知りました。自分は、故郷から少し離れた所で生活しているのですが、自宅に戻っても区画整理が行われる場所まで移動することがなく、今まで気づきませんでした。何分古い町並みですので、区画整理が行われても仕方がないのでしょうが、昔の風景が変わっていくのは寂しいものです。
次の日、現在の町並みを確認する為、一人で町内を回ってみました。中学への通学路に在ったJRの陸橋もJR廃線に伴い整地されて綺麗になり、駅前通りも区画整理の為、空き地が目立ち寂しい限りです。駅の裏にある名水百選にも選ばれた池も、綺麗に整地され、駐車場まで出来ていました。不思議なもので、こういう場所に来ると、忘れていた思い出が蘇るものです。この池でも、帰り道友人が「暑い!!」と言って、自転車ごと飛び込んだことを思い出しました。(名水百選の池なので泳ぐと怒られます!!)この池案外深く、結局、自転車は引き上げられずじまいでした。
忘れていた些細な思い出もその場所を訪れることによって蘇るものです。皆さんも忘れていた小さな思い出を思い出しに自分の故郷を散歩してみては如何でしょうか?
次元 |