b-post > 今月のコラム > 家庭菜園の面白さ |
去年から近所の畑を80坪ほど借りて家庭菜園づくりを始めました。いやーこれが趣味と実益を兼ねてなかなかおもしろいんです。やってみるもんです。最近は大好きだった釣りもそこそこに、自分でも怖いくらいハマっています。![]() しかし、畑といっても何年もほったらかしの竹薮で、ネズミ、カエル・ムカデ・ヘビの楽園と化したジュラシックパーク状態。それからというもの、日曜日の午前中は、蚊取り線香、クワ、ナタ、カマなどを総動員し、開墾作業に汗を流しました。トラクタを使えばあっという間に終る作業も、昔からの道具だけでは本当に時間と労力がかかります。機械化による生産性の向上を身をもって実感した次第です。 本当は完全無農薬で作りたかったのですが、長年使っていない畑のため、除草剤とセンチュウ駆除剤だけは当初使うことにしました。開墾した後は、伐採した竹や木を燃やしてできた灰、自宅から出た生ゴミ、購入した石灰、肥料(何種類かを混ぜたもの)の順番で土に与えました。農薬の沈静と土の熟成を図るため、しばらく寝かし、その間は根張りの深い雑草類の草取りに努めました。土が熟成した後は、気合を取り戻した両親の指示を仰ぎつつ、@作物選定→Aウネ作り→B種蒔き→C支柱立て→D追肥→E水かけ→F収穫→G料理→Hお裾分け→I反省といった感じで菜園マネジメントサイクルを楽しんでいます。 ![]() 反対にあまり出来がよくなかったのが、キャベツ、ジャガイモ、カボチャです。植替時期が悪かっただの、受粉のためのミツバチが少なかっただの、種芋がスーパーで買った1`数十円の安物だっただの、家族での反省会では皆で勝手なことを言いたい放題です。 以前はスーパーに買物にいくと、ついついパック入りの魚と自分で釣った魚を比べて「お父さんが釣った魚より小さいのに390円だって〜」と子供に自慢し「恥ずかしいからやめて」と顰蹙(ヒンシュク)を買っていた私でしたが、今では野菜売場でもその本領を発揮しています。 ![]() 開墾などの重労働が終った今では、両親と家内が家庭菜園の面倒を見ていますが、9月に入ってからは、ダイコン(桜島ダイコンなど3種)、ブロッコリー、カリフラワー、タマネギ、菜っ葉類(3種)など新たな作物の準備が始まっています。また、無農薬状態により近づけるために、除虫効果のあるマリーゴールドを畑にすき込むといった試みも始めました。ド素人ならではの試行錯誤も楽しいものですよ。 |
by垂水のSAT(特殊農業隊) |
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