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スローフード

  最近『スローフード』ということばをテレビや新聞でよく見かけるようになりました。 意味は『ファーストフード』の反対語なのでしょうか?誤りではないでしょう。

 ただ本来の意味合いからすると若干異なると思います。『スローフード』ということばの由来は、20年ほど前イタリアのローマにマクドナルドの1号店が誕生しファーストフードの脅威を感じたことによりだれからともなく口にしたのが『スローフード』の始まりであったといいます。

 スローフードの『スロー』とは、だらだら食べようとする事ではなく、普段口にしているものを見つめなおしてみてはとの提案です。そこで素材や料理について考えたり人との会話を楽しみながらの食生活を大切にして行きましょうという考えのうえに成り立っているのです。いわゆる癒しの一つとも言えます。

 また、ファーストフード店でも『スローフード』をネーミングに用いたりするケースも見られます。

 近年、生産と消費の新しいスタイルとして、地域で生産された食材をその地域で消費するという「地産地消」が全国的に注目されています。


 特に、安価な輸入農林水産物の増加が進む一方で、「生産者の顔が見える食材」、「安心・安全な食材」を求める消費者が増加しています。
昔はこのような地産地消が当たり前だったような気がします。特に生鮮品については物流が確立されておらずその土地で生産消費されていました。今では道の駅や青空市場などで昔ながらの郷土料理や質の高い食物を提供してくれる施設が増えつつあり大変喜ばしいと考えています。

 今後は農家民宿や農家レストランが意外とブームになるかもしれませんね。

 願わくばその土地の生産者で作る食のネットワーク化が進めば面白いと思うのですが。

 あらためて食を口にすることの“ありがたさ・楽しみ”を今一度考えて見ませんか?

たまにはあせることなくゆっくりと生活して行きましょうよ。

 

 

by haru 


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