b-post > 今月のコラム> 暑中見舞い申し上げます。 |
『超常現象をなぜ信じるのか』と言う著の中の一節から全く偶然に, 夢を見たその日に,その友人が亡くなる確率はどれくらいでしょうか。 こういう夢を見る確率は,極めて少ないが,日本中では1年間に 数千人はこういう夢を見る人がいることになる。 ノーベル物理学者ルイス・アルバレス(カルフォルニア大学)の考えた方法。 私の夢の中に出てくる可能性のある人100人(少なめ)とし,50年後,このうち,半数が亡くなっていると仮定する。
○今後50年間に,特定の友人Aさんが亡くなる確率は 1/2 ○Aさんが特定の一日,たとえば明日亡くなる可能性は 1/2×1/(365×50)=2.7×10-5 ○私がAさんのことを50年間に1度だけ夢を見ることにする。(実際はもっと多いはず)。 明日Aさんの夢を見る確率は 1/(365×50)=5.5×10-5 ○全く偶然にAさんの夢を見て翌日彼が亡くなる確率は 2.7×10-5×5.5×10-5=1.5×10-9 10億年に1.5回の確率 非常に確率が小さい。それがおきたのだから,何かがあったにちがいないと思われる。 しかし, ○知り合い100人中の誰かが今晩夢に出て,偶然翌日その人が亡くなる確率 2.7×10-5×5.5×10-5×100=1.5×10-7 1億年に15回の確率 ○今後50年間にどこかでこの一致が起こる確率 1.5×10-7×50×365=2.7×10-3 2.7/1000の確率 ○この不思議な体験を報告できる日本人の数を約8000万人とする。 ○すると1日に 1.5×10-7×8×107=12人 こういう予知夢に出合ったという人が日本中で1年に4000人以上いても少しも不思議ではない 数学の得意な方もそうでない方も納得しましたか? 私自身が3年前に体験した事実を最後にお話します。 8月23日の暑い夜、仕事熱心な私はその日も当然のように同僚と一緒に 残業にあけくれていました。 19時を過ぎたころ、カレーの香辛料の香りが私の鼻を刺激しました。 思わず、”カレーのいい香りがするね!”と目の前の部下に話しかけましたが 彼は怪訝な顔をして”OOさん、そんな匂いしませんよ、疲れてますね” 私以外の誰もカレーの香りに気づくものはいませんでした。10名の 社員だれもが気づかないと言うことで、自分の気のせいかと思いましたが ”確かにカレーの香ばしい香りが私にはしたんだ”と言う思いを 心に閉じ込めて20時30分に帰宅したのですが、母親から 親父の訃報を知らせる電話があり、親父が最後に食べた夕食が 19時頃、カレーだったのを通夜の日に聞かされました。 きっとあの時、近くに来ていたのでしょうか? by TASK |
|
Copyright (C) 2004 b-post.com. All Rights Reserved. |