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友の教え
私
「今日は午後から会社の女の子の結婚式だから、また来るね。 これが最後の会話となりました。 翌日の夕方実家にいると別の友人から、彼女がさっき亡くなったと連絡が入りました。 「退院したら、温泉でも行ってゆっくりしてから職場に復帰したい」と、遠方から見舞いに来た元同僚に話しているのを聞き、「そうよ、ゆっくり療養して、元気になったら自分のための時間を持ち、やりたいことをしなければね」と言いましたが,叶うことはありませんでした。 家族に余命を宣告されていたとは聞いていましたが、昨日の今日です。あまりの早さと、元気そうに見えた昨日の様子からは想像もできないことに言葉も出ませんでした。 友人として深いつきあいがあったともいえず、浅いともいえない20年来の付き合いの中で 、いつも控えめで、周りに気を使い、自分を主張することはないが、真っ正直に生きていたように思います。 最後まで病弱な両親を気遣って自分の苦しさや痛さを見せないようにしていた彼女です。 お互い介護を要する親を持つ身としては「親より先に死ぬ親不孝だけはしたくないね」と常々話し合っていましたが、葬祭場の入り口に飾ってあった若い頃の彼女と丸々太ったお母さんが寄り添って撮った写真を見た後、遺族席に座っている小さなお母さんを見て涙が止まりませんでした。 「なぜなの」「どうしてもっと早くなんとかできなかったの」なにを言っても後の祭り。 彼女が教えてくれたのは、 ○自分で勝手に病名を決め付けない(以前の病歴に固執しない) 自分の身体や心の痛みは人にはわからないから自分で対処するしかないけど、もっといろんな人の意見を訊き、知恵をもらうべきです。そのためにも相談できる友達はたくさん作るべきということを身にしみて感じました。 猛暑はまだまだ続きそうです。ご自愛を”” by マリンちゃん |
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