b-post > 今月のコラム > 定年退職が迫った今日に思うこと |
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小生もあと1年余りで定年退職の予定である。定年の年齢は各職場で若干の違いはあるが、入社以来一応60歳を目途に頑張ってきたつもりである。定年が見えてきた今日の心情を綴ってみたい。 |
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一つは、定年後のライフスタイルである。人によっては趣味に生きるとか、小さい頃持っていた夢に向かいたいとか、あるいはボランティア活動したいとか様々である。小生も夢としては女房と日本全国を車で行脚してみたいとは思っているが1年分もあれば達成してしまうだろう。その後はどうする。老化を防ぐため一定の就労とボランティアそして野菜作りでもするか。考えれば考えるほど難しく今のところ具体的な案はない。 |
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二つ目は、現在の業務の引継ぎである。定年後も数年は嘱託の形で現在の仕事を続けることになると思っているが、基本的には自分が必要とされない状況を自ら作っていくという不思議な現象である。早い段階から後輩に引き継ごうと思っていたが業務の手順・現場の把握や思考方法など目に見えないノウハウもあり一朝一夕にいかないのが現状である。しかしこれは後数年で成し遂げなければならない最重要課題と思っている。会社の歴史と自分の歴史が重なっており自負もあるし自分が頼りにされない状態を作っていくため最後は寂しい状況になるかもしれないが世代交代の良き例を作りたいと思っている。 |
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三つ目は、現在の顧客との関係である。長年の付き合いであり縁を断ち切るわけにも行かず、かといって後輩に引き継いだ後に顔を出し口を突っ込むのもいかがなものであろう。なかなか難しいところである。 | |
四つ目は、自分の健康である。当然ながら生きている者には死がおとずれるわけであり例外はない。古きものが死(会社の場合は再生が出来る)に新しき環境(時代)に対応した者が生ずるというサイクルによって生物(組織)は進化していると考えている。こういうことを考えるには早いかもしれないが父の年齢を超えたいと思っており健康にも真剣に取り組んでいきたい。 |
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小生の現在の心境をまとめてみました。先輩諸侯のご意見がいただければ幸いに存じます。 |
by小林晃
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