ドイツワールドカップまで1ヶ月余りとなりました。
日本代表としては3度目の出場、前回日韓ワールドカップベスト16という実績を掲げての出場となります。日本代表が予選F組で対戦するクロアチア、豪州、ブラジルは実力的には日本より上だと言われています。日本の予選通過ボーダーラインは1勝1分1敗以上(前回の日韓ワールドカップでは2勝1分)、第3戦となるブラジル戦までの2試合で2勝
、もしくは1勝1分する事が予選通過の目安となるという見方が大方の予想のようです。
ブラジルの予選通過は多分間違いないことだと思います。前々会2位、前回の優勝国、しかも今大会のブラジルの実力は過去を凌ぐとも言われています。
しかし、前回優勝候補のフランスは予選0勝2敗1分、しかも得点0と予選グループ最下位という結果で終わりました。フランスにとっては初戦セネガルに先取点を取られ、決定的なチャンスを何度も逃し、1対0で敗れた事が全ての敗因となってしまいました。前回のフランスと今回のブラジルとでは確実に今回のブラジルの方が強いとは思いますが、ワールドカップでの1勝、1点というものは簡単でないように感じます。
私はワールドカップの試合を観るようになって5度目となります。大方の予想を裏切っての試合というものは、ワールドカップでは何度も観てきました。一瞬の判断ミス、局面を大きく変えるプレー、時には天候・レフェリーにさえ、勝負の行方を大きく左右されてしまうものです。
日本代表のジーコ監督は現役でのワールドカップ制覇含め、数多くの試練を乗り越えて勝利を掴み取ってきた名選手でした。例え2連敗してブラジル戦に挑んだとしても、全力でぶつかり勝ちにこだわる試合をするのではないでしょうか?
スピード、テックニック、フィジカル全てが圧倒的に勝っているブラジルとの対戦、大敗をする可能性は十分ありますが、‘もしかしたら’という期待も私は持っています。
しかし、私は勝敗以上にブラジルvs日本という試合自体を非常に楽しみにしています。10年前では考えられなかったカードです。挑戦とはある程度の実力があって初めて、言葉に出来る言葉かなと感じます。ブラジルという大きなハードルに挑戦しようとしている日本代表の好ゲームを期待してもいいのではないでしょうか。
by ヨッシー
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