夏が来れば思い出す・・・。
『種無しスイカの種明かしをせよ!』
某大学の一般教養か何かの、生物分野の試験問題である。
答え:何とかという薬品で、染色体の数をいじって、
タネ(種子)をできなくし、子房(果実)の部分だけ大きく育てる。
ちょっと、大雑把な説明だが、まぁ、こんな感じ。
最近、見なくなったと思っていたら、
『発芽させるのがむずか しく、果実が変形したり、
空洞になりやすいなどの欠点があり・・・現在はあまり栽培されない』
との記述あり。
・・・という問題以前に、種無しスイカって美味しかっただろうか?
”訳分からない好き”の母が、物珍しくて購入し、
何度か食した経験はあるのだが、
「美味しい!!」という種無しスイカに出会った事が無いような。
結論:昔ながらの黒々とした種入りスイカが旨いのだ!!
染色体に手を加えて、これって遺伝子組み換え!?
という疑問が頭をもたげたり。
人間が果たして、どこまで手を加えていいものやら。
何が自然物で人工物かを見極める事が難しい昨今。
自然物を探す事の方が、より困難かも。
品種改良の末に、素晴らしく美味しい作物が完成したり、
たくさんの収穫が可能になったり。
それは人間の歴史の光の部分。
一方で、遺伝子組み換え(免疫力の低下・・・)や、農薬に纏わる諸々。
これは影の部分。
でもって、今更、野生に戻れない俗物”FIT”は
「美味しければ良い!」という、問題放棄且つ自己中心的見解で
取捨選択していくつもりである。
ただ一つ救いなのは、天然物は総じて旨いという事。
あながち、「美味しければ良い!」という基準、
中らずといえども遠からず(かも)。
by FIT
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