お通夜と告別式のどちらに参列するか?

もともとお通夜は、故人の家族やごく親しい人が一晩中遺体に付き添うもので、一般の弔問客は告別式のほうに参列するのが慣わしでした。

ただし、最近では仕事の都合等で告別式の日に参列できない一般の弔問客でもお通夜に参列することが多くなってきています。一般的には、どちらでも都合のつくほうに出席すればよいでしょう。

故人との生前の関係が、非常に強く、親交が深かったという場合には、両方に参列してもかまいません。
 


 

香典の金額はどれぐらい?

香典として包む金額は、故人との関係、自分の立場によって決めます。
注意したいのは{}や{}がつく額です。これらの数字は、{}や{苦しみ}を連想させるので、昔からタブーとされています。

遠方で葬儀に参列できない場合は、不祝儀袋にお金を入れ、お悔やみの言葉を添えて現金書留で送ると良いでしょう。

なを、香典の目安として、以下に金額を掲げて置きましたから、参考にしてください。

送り先 金額
友人、知人 3千円 〜 5千円
友人、知人の家族 5千円
勤務先、取引先関係 3千円 〜 5千円
隣近所 3千円 〜 5千円
親族 1万円

 


 

法要の心得について

法要とは故人をしのぶための仏教の儀式で、お寺などに家族や親戚、故人と親しかった人達を招いて集まり、供養を行います。一般的には、亡くなった日を加えて7日目に初七日法要、49日目に49日法要、それから1年後に1周忌、その後3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌、27回忌と続き、33回忌で忌明けとなります。

なを、法要に招かれたら、通常は香典の半額くらいを不祝儀袋に入れて{御佛前}などと書いて持参します。

また、法要の服装は喪服が原則ですが、回を重ねるごとに簡略化されていくのが普通ですから、3回忌以降は略式の服装が一般的なようです。ただし、平服の場合でも派手なものを避け、目立たない服装で参加しましょう。
 


 

正しい焼香のし方は?
  1. 僧侶と遺族に一礼して祭壇の前へ進みます
  2. 静かに合掌します
  3. 右手の指3本(親指、人さし指、中指)で香をつまみます
  4. その香を目の高さまでおしいただいて、香炉へ入れます
    (香をたく回数は、本来3回ですが、宗派やその時の事情により1回または2回の時もあります)
  5. うやうやしく合掌礼拝してさがります
  6. 再び僧侶と遺族に対して一礼して、おわります

香をたくのではなく、線香をたむける場合には、一本の線香を取って火をつけます。その際に、線香の先の炎を口で吹き消すことは禁物です。必ず、左手であおぐようにして炎を消してください。
 


 

香典返しの時期と香典返しの品物は

一般的に、49日が過ぎた頃を目安に、いただいた香典の半額程度のものに忌明けの挨拶状を添えて送るのが普通です。品物は、お茶や石鹸など後に残らない消耗品を送ります。最近では、受け取る方が自分で品物を選べる{選べるギフト}の利用者も増えているようです。なを、連名で香典をいただいたら全員で分けられるようなものを選び、連名の代表者に送りましょう。

 

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