満開のつつじを楽しみながら駆ける「高峠つつじジョギング大会」が二十八日、垂水市の高峠つつじヶ丘公園を発着点に開催された。地元のほか宮崎県、大分県、奈良県、神奈川県などから幼児から八十歳代までのランナー八百三十一人が参加し健脚を競った。
　毎年、つつじのシーズンに合わせて開催されており今回で十五回目。実行委員会主催、市、市観光協会共催。
 コースは三キロ、五キロ、十キロ、ファミリーの四部門。霧雨に煙る赤やピンクの美しいつつじが咲き誇る中を大人も子供も懸命に走り、沿道では大勢の観光客が傘をさしながら 、温かな声援を贈った。各コース年代、男女別で上位入賞した選手には特産のカンパチまるごと一匹やメロンなどが矢野繁市長から手渡され、焼酎の森伊蔵や天然温泉水がもらえる抽選会もあった。
 毎年、参加しているマスターズ世界記録保持者の宮内義光さん（七七）は「眺めが最高のコース。来年、再来年と挑戦し続けるつもりです」とさわやかな表情。女子総合優勝の徳田恵理子さんと大迫薫さんは「もっと練習を積んでいればいいタイムが出せたかも。それでも優勝はうれしい」と顔をほころばせた。

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