b-post > 地域情報「大崎事件 即時抗告の却下求める −「このまま死ぬわけにはいかない」」

2002/10/10


大崎事件 即時告抗告の却下求める
「このまま死ぬわけにはいかない」
支援者ら第6回現地調査

 

1979年10月、大崎町井俣で起きた殺人・死体遺棄事件「大崎事件」で、有罪が確定、服役後、原口アヤ子さん(75)=同町永吉=らの再審開始決定に対する即時抗告の却下を求める弁護士や支援者グループ約50人が5日、第6回鹿児島大崎事件・現地調査と学習会を同町内の事件現場などで行った。日本国民救援会中央本部と大崎事件の再審をめざす会などの主催。
原口アヤ子さんが「検察が自分の間違いを認めようとしなかったことに、悔しくて検察を許すことができない。このまま罪を認めて死ぬこともできません」と訴えた。
事前学習会で弁護団長の亀田徳一郎弁護士が冒頭「福岡高裁宮崎支部に即時抗告の却下を求める意見書を4日提出した」と報告し、鹿児島地裁の再審開始決定の要旨を紹介しながら、「疑わしきは被告人の利益」の精神に沿ったものと正当性を述べ、「検察側は理由も示さず、新規制、明白性がないと繰り返すばかり」とし、即時抗告の不合理を主張した。
この後、参加者らはテープで間取りされた家屋の跡地など2か所を訪れ、原口さんから事件当時の再現や説明を受け、亀田弁護士や支援者も実際に位置を確認しながら検察側主張の矛盾点を指摘した。
同事件は原口さんのほか、共犯とされた志布志町志布志、無職中村善則さん=昨年5月自殺、当時(47)=の2人が再審を請求している。

[南九州新聞 2002年10月8日]
10/4〜10/10の主な紙面(6日休刊日)
10/4

支持者ら「必勝」に大きく燃ゆ −矢野繁後援会事務所が開設

根占−山川フェリー 廃止問題でトップ会談 −4日、岩崎社長と須賀知事

「蘇州号」の船旅を楽しむ −本場の中華料理を堪能

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アンケート・住民投票含め方向性を −輝北町議会一般質問
 
10/5

町議会に自主解散求める−合併協議会設置信販審査特別委は設置 志布志町

まず親がルールとマナーを −家庭教育講演会

児童らの創意工夫の作品ずらり −わたしのアイディア貯金箱 大崎郵便局

上海・蘇州・杭州ツアー同行記 −上海沖合いの東シナ海が茶褐色 揚子江の広大を実感

よろず私論 −性情報の氾濫

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10/7

合併の是非別にして議論尽くして −政府与党は地方交付税削減など検討も

安心・安全の産地目指す −かごしまブランド「東串良ピーマン」産地指定10周年記念大会

かごしまの栽培養殖漁業など勉強 −インドネシア水産従事者23人

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リストラ転職支援空回り −見込み4000人 利用は8人

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10/8

内之浦町今年で古希 −盛大に70周年記念式典 銀河連邦の大統領らも祝福

明治維新に匹敵変革期の認識を −475本の法一括施行、30年掛け地方分権

大崎事件 即時抗告の却下求める −「このまま死ぬわけにはいかない」

華麗な舞で水の神様奉る −鹿屋市和田新田土地改良区

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元気なうちに 遺言 −相続トラブル 家族にメッセージ
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県内初の合併法定協議会設置へGO −有明町に続き特別委で起立多数可決

最終候補地の「白紙撤回」求める −新焼却施設建設候補地問題「南町の自然を守る会」開く

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10/10

合併の判断指標など示す −人件費削除効果は12億5千万円と資産

収穫の秋 −稲の掛け干し最盛期 −鹿屋市高隈地区

白川・今井 鹿屋体大 日本代表で国際大会へ −ニューススポーツ「キンボール」でカナダへ

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ウナギの謎に迫る −標識つけた1600匹放流 

個人宅配 −共同購入から派生 お年寄りにも便利

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