b-post > 地域情報 「「菜の花エコ」スタート5年 −菜種種子収穫祭 鹿屋市立鹿屋農高」 |
2010/5/25 |
乾燥させた菜の花から菜種を収穫する「第5回菜の花エコプロジェクト収穫祭」が20日、鹿屋市古前城町にある鹿屋農業高校水田で開催された。 当日は降りしきる雨の中での作業となり、当初予定されていた鹿屋小、鹿屋中の体験活動は中止に。鹿屋農業高校農業科の生徒60人のみの参加で、ビニールハウスの中での作業となった。 刈り取られた菜の花は新川町と緑山の休耕田56アールで栽培され、種子収穫を前に予め乾燥させたもの。生徒らは菜の花をビニールシートに敷き詰め、茎を持って叩いたり踏みほぐしたりして、黙々と作業に没頭。サヤからふるい落とされた種子は元気よく飛び跳ねていた。 農業科水田班2年生の松下裕樹君(16)は「種子収穫前の準備が大変だった。丹精こめて育てた菜の花が菜種油になるのが楽しみ」と話した。 同科によると今年の収穫量は天候不順の影響で例年の約3割減。種子は180キロ程度の収量。この後、2〜3日程度乾燥させて製油会社で精製し、約45リットルの菜種油ができる。出来上がった菜種油は校内での調理実習などに使用し、その廃油を処理し、バイオディーゼル燃料に再利用される。 同校は平成17年から県トラック協会と共同で、環境に与える負荷の低減に役立ち耕作放棄地の解消や美しい景観の保持、さらには観光資源としても利用できる菜の花を活用した「菜の花エコプロジェクト」に取り組んでいる。 |
[南九州新聞 2010年5月21日] |
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