本県は、広域的な交通・交流ネットワークを強化する九州縦貫自動車道、東九州自動車道、南九州西回り自動車道など高規格幹線道路の整備を促進する必要がある。その中にあって、日本道路公団九州支社は東九州自動車道末吉ＩＣから大隅ＩＣ間の工事に近々、着手する。年度内にも菱田川橋北（下部工）の入札を指名競争入札で実施する。
　道路行政を取り巻く環境は、公共投資の削減、道路関係四公団民営化推進委員会の意見が取りまとめられるなど道路事業全体にとって節目の年となった。しかし、本県の高規格幹線道路の整備状況は、全国平均の供用率五七�lに対し五〇�lと立ち遅れている状況だ。
　本県内の東九州自動車道整備状況を見てみると、末吉ＩＣから国分ＩＣ間（二二・五�`）が開通済み。また、大隅ＩＣから末吉ＩＣ間（約一〇・七�`）は、十二年十二月から用地買収に着手し十四年三月末現在で、買収率は約七三�lとなっている。引き続き、目標の九五�l達成に向け用地買収を進める。
　鹿屋串良ＩＣから大隅ＩＣ間(約一八･一�`)が地元との予備設計協議を要請し、志布志鹿屋串良間(約一九･一�`）は、志布志地区の土質解析業務や路線測量など。日南・串間・志布志間（約四一�`・県域約八�`）は基本計画区間となっている。
　九州支社では、末吉ＩＣから大隅ＩＣ間の工事に年度内にも着手する。予定されている工事は、菱田川橋北（下部工）を指名競争入札で実施。延長は約〇・五�`（橋台・橋脚約五基）で工期に約二十五ヶ月間を見込んでいる。
　また、九州支社の第４四半期の発注見通しで主なものは、公募型で東九州自動車道長野トンネル東（北九州市・延長約一�`）、九州自動車道加久藤南舗装（人吉市〜えびの市、延長約四�`、面積約五万平方�b）、長崎自動車道長崎南舗装（長崎市、延長約六�`、面積約一〇万平方�b）、長崎自動車道長崎北舗装（長崎市、延長約六�`、面積約一〇万平方�b）、東九州自動車道小倉舗装（北九州市、延長四・五�`、面積約五万平方�b）、東九州自動車道隠蓑橋（ＰＣ上部工）（北九州市、橋面積約五千平方�b）などがある。
　

12/27〜1/9（12/28･29･30･31　１/2･3･4･5･6･7休刊日）の主な紙面

平成14年　12月　入札結果一覧

12/27

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