神前式の本来の姿は、神社の賛同を巫女や親族と共に新郎、新婦が歩いて本堂へ向かうというもので、神社のもつ独特かつ厳粛な空気が新たな門出にふさわしいと感じる人も多いようです。

 挙式料は、ホテルのパック料金などの場合を除き、神社で行う場合は5万円程度と考えておけばよいでしょう。
 

進行手順

※神社で行う場合の一例です

@

新郎方新婦方一同、手水を使った後、儀式殿所定の座に着く

A

修祓の儀(一同起立)

身を清めるお祓いのこと。斎主のお祓いを受ける。

B

斎主一拝(一同起立)

斎主にならい神前へ向かい一礼。

C

神饌を供す(奏楽)

D

斎主祝詞を奏す

斎主が神座に向かって二人に結婚を報告するとともに、幸福を祈願する。

E

誓盃の儀
(三三九度の盃)

新郎新婦は起立して、巫女がついだお神酒を交互に飲む。杯は大中小3つ。

 ●小杯…新郎→新婦→新郎

 ●中杯…新婦→新郎→新婦

 ●大杯…新郎→新婦→新郎

の順番で九杯のお神酒をいただく。一、二回目は口だけをつけ三回目に飲み干す。飲めない場合は口をつけるだけでも構わない。

F

誓詞奉読

新郎新婦は正面に進み誓詞を奉読。

あらかじめ渡されている誓詞を新郎が読み上げ、最後に自分の姓名を名乗る。続いて新婦が姓名を名乗る。読み終えた誓詞はたたんで玉串案の上に供える

G

新郎新婦玉串奉奠・

拝礼

斎主または巫女から玉串を受け取り、玉串を捧げる。一歩下がり、ニ礼ニ拍手一礼。

H

指輪の交換

I

親族杯の儀(奏楽)

親族を代表して、両家とも一番上席の人が起立して行う。

ここで舞いが行われる場合がある。

J

乾盃

一同起立し、新郎新婦に祝福の言葉を述べ、新郎新婦は、これに答礼し、乾盃。

K 斎主一拝 一同起立し、斉主にならない神前へ向かい一礼。
L 斉主挨拶 この後親族紹介が行われる場合がある。
M 記念品を授与
N 一同退出