邪気を祓い、福を呼び寄せる 


立春の前日。

本来は立夏、立秋、立冬の前日、四季の分かれ目を意味したましたが、いつしか春の節分だけをこう呼ぶようになりました。

季節の変わり目には邪気が生じると考えられていた為、それを追い払う意味で「鬼は外、福は内」と唱えながら豆まき(鬼払い)を行います。

★豆まきの仕方  ★豆の食べ方  ★風習  ★由来

 

■豆まきの仕方■

年男・年女・厄年の人・家の主人がまくきます(家族全員でまいても大丈夫)。
節分の豆には炒った大豆「福豆」を使います。
福豆は、日中は升に入れ、神棚に供えます。
夜になったら、8〜10時ころに玄関から順に、外に通じる窓や扉のある全ての部屋で行います。
まず、窓や扉を開け、「鬼は外」といいながら2回まきます。
すぐに閉めて「福は内」といいながら2回まきます。

 

■豆の食べ方■

自分の歳の数だけ豆を食べます。厄年の人は自分の歳より、一つ多く豆を食べます。

そんなに食べられないという人は、豆を茶碗に入れ熱いお湯を注いで「福茶」にし、これを飲めばおなじ御利益がある。

 

■風習■

柊の枝に鰯の頭を刺し、家の入口に飾り厄除けとする風習もあります。(鬼が柊の葉をいやがり、鰯を焼くにおいを嫌って逃げ出すと考えられた)

最近では、細めの巻きすしを丸ごと一本持ち、その年の恵方を向いて食べる習慣も広まっています。 

 

■由来■

鞍馬の山奥に邪悪な鬼がおり、毘沙門天が「三石三斗の豆で鬼の目を打て」と教えたことから鬼の目を打つので魔目、豆は「魔目」に通じるということから豆まきが始まったとされています。

また「魔滅」「豆に暮らせる」との意味もあります。

 

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