本来は、イエス・キリストの誕生を祝う 聖なる日です。 教会では、礼拝をして、イエス・キリスト降誕の 賛美歌を歌い、神聖な時を過ごします。 |
■クリスマスツリー■ |
「モミの木」が永遠の命の象徴。冬でも葉を落とさない常緑樹。 西欧では、モミの木を神聖な木として民間信仰の対象とされてきました。現在のクリスマスツリーの直接的な起源は、紀元700年代に現在のドイツに当たるゲルマン民族が不死の印として常葉樹を崇拝し、オーディンという偶像に対して犠牲を捧げるため、樫の木に人間の吊す習慣から来ています。後にカトリック信者であったボンファースという人がこのような野蛮な風習をやめさせるために、人間の変わりに人形とか星を飾り始めたのです。これが現在のクリスマスツリーの起源です。 |
■リース■ |
西洋版の門松やしめなわと同様、魔除けや偶像崇拝、豊作祈願などの意味が含まれ、年始を迎える前に各家で飾られたものです。 ヒイラギのリースは、十字架にかけられたキリストの冠に由来しています。刺は、イエス・キリストの受難を象徴し、赤い実はイエス・キリストの血に染まったと考えられています。 |
■サンタクロース■ |
聖ニクラウスという実在の人物がモデルです。彼はカトリック信者であり、若くして両親を亡くし、莫大な財産を受け継ぎ、それを貧しい人々に自分を隠して贈り物を配り続けました。彼は紀元350年に亡くなったのですが、いつしかそのことが知られるようになり、後に聖人としてあがめられるようになりました。この話がずっと後にアメリカに伝えられ全世界にクリスマスプレゼントの習慣と結びついて全世界に伝えられたのです。 私たちが思い描くこのサンタクロース像は、1882年にNYの神学者クレメント・クラーク・ムーアが自分の子供のために書いたという詩「聖ニコラスの訪問」に端を発しています。そしてアメリカのイラストレーターが、「長靴をはき、大きな袋をかつぎ、赤い服と帽子、白い髭のおじいさん」の“絵”を描いて有名になり今のイメージに定着しました。 |
■トナカイ■ |
サンタクロースのそりを引く8頭トナカイには、名前があります。ムーアの詩によれば、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ビクスン、コメット、キューピッド、ダンダー、ブリッツェン…だそうです。でも、みなさんには、9頭目(?)にあたる真っ赤なお鼻のルドルフが最もなじみ深いかもしれません。 サンタの移動装置としてトナカイのそりが登場した背景には、北極圏でトナカイと遊牧生活をおくるラップランドの民を意識していたからではないかといわれています。 |
■ケーキ■ |
クリスマスの定番ケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」は「クリスマスの薪」という名を持つ、フランスのクリスマスお菓子です。 このお菓子の由来になっているのがユール・ログです。かつて欧州では、クリスマスの12日間、薪を燃やしつづける風習がありました。しかしこの風習もまた古来のもの。力を弱めた太陽神の復活を祈って、あるいは厳しい冬を越すために火を神格化して、人々はユール・ログを燃やしてきました。裏山から良い木を選んで、みんなで運び出し、燃やしつづけるます。 |
|
Copyright (C) 2001 b-post.com. All Rights Reserved. |