家族みんなですごしましょう


 毎月末を晦日といいますが、1年の最後の12月末は大晦日といいます。三十日を晦というので年末の晦日(つごもり)を大つごもりともいう。
 昔は、前日までに正月の準備を終え、この日は心身を清め終夜眠らず年神様を迎えるものでした。つまり正月の神祭はこの日から始められるものでした。
地方によっては、この日に早く寝てしまうとシワが増えるとか白髪になるということも言われています。

 

★年越しそば    ★除夜の鐘

 

■年越しそば■
 年越しそばは、地方によっては「晦日そば」「つごもりそば」などといわれ年越しの夜の祝い膳のごちそうの一つです。食べ方に、決まりはなくかけそばでも盛りそばでもよいのですが、年を越してから食べるのは縁起が悪いとされています。

なぜそばを食べるのか?
「そばのように長く幸せに」と長寿延命。
「そば」が五臓の毒をとるということから、無病息災。
「ねぎ」(薬味)は、心を和らげる「労ぐ(ねぐ)」に通じ、「禰宜」となり穢れを祓い清めてくれるという語呂合わせもあります。

 

■除夜の鐘■
 除夜とは、旧年を取り除く夜という意味です。除夜の鐘は宗教によって意味が異なります。
 ■仏教では人間の持つ108つの煩悩(執着)を突き出してしまおうと鐘をつくとされる。人間が悩み苦しむのは「目」「耳」「鼻」「舌」「身」「意」の6根。6根は「良い」「普通」「悪い」「楽しい」「苦しい」「何でもない」の6通り。それぞれに「過去」「現在」「未来」の3つがあり合計で108つ 。
 ■1年を区分する12ヶ月と24節気・72候を合わせた108つ。1年の悪行を振り返り、反省を促す。

 

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