内之浦町観光地

　宇宙空間観測所の打ち上げ場内に隣接する宇宙科学資料館では、吹き抜け5階建ての館内に、MT-135型ロケットや人工衛星の模型などが展示されています。星形のように出っ張りが四方に出ている建物の形は大変ユニークで、また建物の上から入って下へ出て行く構造も不思議な感覚です。この資料館では、ロケットのパネル、天体写真、開発の歴史などが紹介されているほか、ペンシルロケット、ベビーロケット、チャンバー製造、方向制御技術、スプートニク1号模型、エンジン製造、姿勢制御などの展示があります。

所在地	鹿児島県肝属郡内之浦町南方長坪1859
電話	0994-67-2211
休館日	無休
開館時間	8：00～16：30
入館料	無料

　太平洋に突きだした津代半島の付け根部分にロケット発射場、総合グランドなどと共に位置し、この4つの施設が1つのゾーンを形成しています。
　銀河連邦の森は、面積7.7ヘクタールで町木のクスノキ、イタジイなどの広葉樹が林立しており、野鳥の宝庫でもあります。遊歩道沿いには、ベンチ・巣箱が設置されているほか、歩道沿いにはツワブキ・シュウメイギク・ワサビが植栽されています。頂上部分からは、太平洋とともに遠く種子島の島影を望むことができます。
　上床公園は、高低差のある大小2つの芝生広場と園内を周回できる散策道があります。散策道に沿ってツツジや桜など四季折々で楽しめる花木の植栽や子供に人気のあるアスレチックスの施設もあります。頂上付近には、四阿等があり内之浦湾や市街地も見渡すことができ、家族づれでのハイキング・森林浴や休息の場として銀河の森とともに楽しめるスポットです。
　総合グランドは、野球場・ソフトボール場・二百メートルトラックの競技場・全天候型のテニス場・サッカー場・管理棟・トイレ等の施設が完備されています。町民のスポーツの拠点施設として利用されています。

所在地	鹿児島県肝属郡内之浦町南方
電話	0994-67-2111（内之浦町教育委員会社会教育課　内戦72番）

　鹿児島宇宙空間観測所（Kagoshima Space Center：KSC)は、文部省宇宙科学研究所の付属の研究施設として、科学観測ロケット及び科学衛星の打ち上げ並びに、それらの追跡及びデータ取得等の業務を行っています。
　KSCは、1962年（昭和37年）に東京大学生産技術研究所の付属施設として、それまで秋田県の道川にあった施設を廃止して新たに設置されたもので、その後1964年（昭和39年）には東京大学宇宙航空研究所の設置に伴い、その付属施設となり、更に1981年（昭和56年）4月からは東京大学宇宙航空研究所を発展的に改組して独立した宇宙科学研究所の付属施設となっています。1962年（昭和37年）以来、KSCでは大小300機を越すロケットと、1970年（昭和45年）にわが国初の人工衛星「おおすみ」以来20個を越す衛星・探査機の打ち上げが行われ、宇宙科学研究に多大な貢献を果たしています。

所在地	鹿児島県肝属郡内之浦町南方長坪1791-13
電話	0994-67-2211
営業時間	8：30～17：00
休業日	土・日は休みだが、観測所内は見学可能
料金	無料