(イクヒカリの田植え風景)
JA肝付吾平町が、米生産品種を従来のコシヒカリから鹿児島県の奨励品種であるイクヒカリへ全面転換したのは、消費者の米離れを食い止めるためには、消費者が嗜好している良食味米の生産に積極的に取組み、安定供給する事が必須条件であるとの認識に立ったからです。
これまでのコシヒカリにしても食味の悪い米ではなかったのですが、米の消費減少に歯止めをかけられませんでした。
日本人の食生活の多様化があるにしても、主食である米の消費を拡大し一定割合の自給率を保つことは、我が国の農業政策の重要な課題です。
この課題に応えるためにも、冷たいご飯が前提になるおにぎりやお弁当、寿司飯等でも美味しいく食べられるお米の提供こそが、14年間の研究開発を経て福井県で産みだされた新品種イクヒカリであった訳です。
イクヒカリ生産は緒に就いたばかりですが、農家の努力により、収量の安定に努める所存です。
(吾平を流れる川のせせらぎ)
イクヒカリは、コシヒカリに比べて以下のような特徴があると言われています。