鹿児島のカンパチ〜カンパチの栄養素

カンパチは、青背魚の一種で、中性脂肪やコレステロール低下作用がある不飽和脂肪酸のDHAやEPAが多く含まれている事で、生活習慣病予防の観点から注目されている食材です。

また、滋養強壮食品としても珍重されてきました。カンパチに含まれている栄養素としては、

  1. タンパク質
  2. ナイアシン
  3. カリウム
  4. カルシウム
  5. ビタミンB12
  6. DHA

等があげられます。

1.タンパク質

カンパチに含まれているタンパク質には、人の体内で作れないアミノ酸をバランス良く豊富に含んでいる事から、丈夫な血管づくりにかかせないものとして期待されています。

脳や神経機能の維持等、生活習慣病が気になる人には、おすすめの魚です。

2.ナイアシン

別名ではビタミンB3と呼ばれ、血行を良くし肌を健康に保つ働きがある事から、肌のビタミンと呼ばれる事もあります。

ナイアシンの最も重要な働きは食品中に含まれる糖質の代謝です。

血糖値を下げる働きを持っているインスリンの合成に欠かす事が出来ないのがナイアシンです。

また、胃腸や神経の働きを正常に保つ機能もあると言われています。

3.カリウム

青背魚の中ではトップレベルの含有量を誇ります。

カリウムは多くの酵素を活性化させることで、筋肉のエネルギー代謝を促進し、神経伝達を助ける働きがあります。カリウムが不足すると、筋肉の収縮が円滑に行われなくなり、心臓での不整脈を引き起こします。

また、カリウムには腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制する働きがあるので、余分なナトリウムを尿として体外への排泄をも促します。

従って、血圧を下げる効果があるので、高血圧の方にはお勧めです。

4.カルシウム

カルシウムは、人の体の骨や歯の99%を構成する成分です。

そのため、人が生きていくうえで欠かせない栄養素の一つとなっております。

カルシウムが不足すると、骨や歯がもろくなる、高血圧症や動脈硬化のリスクを高める、出血時に血が止まりにくくなる等の障害がおこります。

カルシウムは不足しがちですから、骨粗しょう症や高血圧を防止する意味からも、意識して摂取に努めるべきです。

ビタミンDを含む食品と一緒に食べると吸収効果が高いと言われています。

5.ビタミンB12

ビタミンB12は、赤血球の生成や神経細胞の修復機能があると言われています。

ビタミンB12が不足すると、赤血球の生成等に支障をきたすことになり、貧血の症状(頭痛、めまい、吐き気、動悸、息切れ、食欲不振等)を引き起こします。

従って、貧血予防としても、おすすめの食材です 。

6.DHA

DHA(ドコサヘキサエン酸)とは、多価不飽和脂肪酸の一つで、脳や神経組織の発育・機能維持に不可欠です。

また、人間の体内では合成することができない成分です。

DHAは、EPAと同様に、血小板が凝集して血栓ができるのを防ぎ、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減すなどの働きがあり、動脈硬化、狭心症、脳梗塞、脳卒中、高血圧、免疫性疾患等の病気の予防、改善効果に期待が寄せられています。


 

 

「鹿児島のカンパチ」へ   「美味しい話」へ