暑い夏、日が当たる昼間は冷房なしでは過ごせないほどです。しかも、太陽が沈み夜になっても熱がこもり続けて蒸し暑い。こういう時に気を付けたいのが熱中症です。熱中症は年間5万人もの人が救急搬送され、特に高齢者の方が多いようです。
熱中症は道路や駐車場、運動中や作業中などが発生しやすいと思われがちですが、実は家の中が一番発生しやすい場所です。直接日光を浴びていないからといって油断してはいけません。特に高齢者の方は暑さを感じにくくなっているので要注意です。
太陽の熱の影響を強く受けるのは屋根や天井なので、屋根や天井の断熱・遮熱をしっかりすることで、室内温度の上昇を抑えることができます。また、外壁や屋根の素材・色によって も熱の吸収率が変わります。
風が通る家は熱が溜まらず過ごしやすくなります。風が通りやすいように、窓の配置はもちろん、風を取り入れやすい窓のタイプを選ぶことが大切です。また、暖まった空気 が上に溜まる性質を利用して、下から上へ縦に流れる風を利用することもできます。
よしずを立てたり、木を植えたり、グリーンカーテンをつくるのもおすすめです。